なにそれ!?
診察をすると、なんともう子宮口が5cm開いており、そのまま入院。そして病院到着から2時間半後には出産という猛スピード安産でした。時間的には速いお産だったものの、その分お股のダメージは大きく、痛みに耐えながら、義母へ報告の電話をすることになりました。
そこでひと言、義母からは「軽いお産で本当によかったわね!」と言われました。速いお産と言われるならともかく、軽いと言われたことにイラッとしてしまい、つい「スピード出産だったからこそ傷は大きいと、助産師さんにも頑張ったこと褒めてもらいましたー」と言い返してしまいました。
「命懸けで産んだのに……!」と心底憤りの心でいっぱいになった報告電話となってしまいました。このイライラは後日自分の母親にだけこっそりと愚痴って心のモヤモヤを解消しましたが、ふとしたときのひと言であっても言葉の重みを痛いほど知った出来事となりました。
産後で、ホルモンバランスの影響もあり、小さなことかもしれませんがとてもイラッとしてしまったことを今でも鮮明に覚えています。命を産むこと……それは速かれ遅かれとても大きなことで、また命懸けであることを忘れないでほしいと思いました。
作画/miyuka
著者:西村 早紀
育児に奮闘する新米専業主婦。パクパクと食べてくれる離乳食を日々試行錯誤しながら作るのが楽しみの1つ。
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