ある日、軽度の発達障害があり情緒学級に在籍する息子のエイジくんのお迎えのため、小学校へきていたエイコさん。そこへ幼稚園から一緒のビイタくんが現れ、エイジくんが唐突に「今度うちで遊ぼうよ」と話しかけます。幼稚園から一緒だったので連絡先を知っていたビイタくんのママ・ビイミさんに連絡をして遊ぶことに。
後日、ビイタくんが遊びにくるとやんちゃな印象が一変。しっかり者で、エイジくんに優しく接する姿を見て嬉しさのあまり心が温かくなるのでした。そして、ビイタくんは「また遊びに来てもいい?」と聞き、楽しい1日が終わるのでした。
すれ違い始める2人のママ友
<エイコさんの妹・シイナさんを巻き込むことに…>
<そのころ、ビイミさんは…>
<ある日、エイコさんに変化が…>
〜エイジくんのママ・エイコさんの場合〜
ある日、近所に住む妹・シイナさんにビイタくんの話をするエイコさん。「ちゃんと水筒とお菓子を持参してしっかりしてるね」と話すと、シイナさんが「最近の子は水筒持参が常識みたいだよ」と言います。その言葉を聞いたエイコさんは、せっかく遊びに来てくれているんだから飲み物は私が用意した方がいいのでは!?とハッとするのでした。その後、ジュースを大量買いしたり、元々あった予定をキャンセルしエイタくんから離れて行かないよう、ビイタくんを優先するようになるのでした。
〜ビイタくんのママ・ビイミさんの場合〜
ある日、エイジくんと遊ぶため家を飛び出すも水筒を忘れて出掛けてしまったビイタくん。慌ててエイジくんのママ・エイコさんへ連絡をします。ビイタくんが帰宅すると今後、水筒は持ってこなくても良いと言われたと話します。しかし、いつも遊ばせてもらってるのに飲み物まで用意してもらうなんて…と思い、その後も水筒を持たせるも全く手がついておらず甘えることに。お礼を渡すもお礼返しをされ困惑するのでした。
◇ ◇ ◇
お互いに気を使いすぎているエイコさんとビイミさん。2人の考えがすれ違っていく様子がわかります。そして、だんだんとエイコさんの様子がおかしくなっているような、ビイタくんに依存しているようにも感じられます。子ども同士が楽しく遊んでいるうちは良いかもしれませんが……。今後が気になります。