「電話してくんな!」ワンオペ介護にブチ切れするも、相手は病の父… #預金資産ゼロの父が倒れた話 134
「預金資産ゼロの父が倒れた話」第134話。2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。
エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。紆余曲折の果て、別の病院に転院するも精神不安定で暴れるようになり、鎮静剤を打たねばならない状況に……。車椅子にベルトで固定されながらも病棟の廊下を放浪しているお父さんの姿を見て、ショックを受けるエェコさん。さらに数日後、役所の援護課からの連絡を受け、お父さんの実家の家財処分を進めることに。プロの清掃員によりすぐに家具が選別され、残ったのは段ボール箱2つ。切ない気持ちになりました。
数日後、今度は洗濯物を交換すべく、片道2時間かけて病院へ。加えて、病院から入院費請求書も届き、息をつく暇もありません。また直後には、お父さんの病気が脳炎の一種であり、症状の原因と対処法が判明したのです。一方、ちょうど同じ時期に娘さんが救急車で運ばれて1泊入院するという緊急事態も発生。すべてひとりで対応したエェコさんは涙目状態でした。ようやく一段落着いたかと思った日曜の朝、またも病院から着信が! 慌てて出てみると、状況を理解していない様子のお父さん。経緯の説明を繰り返したエェコさんでしたが、「信用ならねぇ!」とわめき、納得してくれません。「お前がここに来て説明しろ!」と怒鳴り散らすお父さんには、コロナ禍で面会禁止だと言っても通じません。
「お前に会うまで誰も信用しない!」「ふざけんなバカ!」とわめき散らす父には、会えない理由の説明も慰めも通じません。挙句に「この親不孝者!」とまで言われたエェコさんは、ショックで脳内が真っ白に。そしてついに、「ふざけるなはこっちのセリフだ!」と言い返してしまいます。
誰のせいで…!
資金不足は父が貯金をしていなかったせい、病院や役所を駆けずり回って手続きしているのは全部私……! そう訴えても、「そんなの知るか!」と暴言を繰り返す父に、ついに私はブチ切れてしまったのです。
怒りに任せて「だったらもうこっちだって関係ねぇよ! 二度と電話してくんな!」と言い返し、電話をぶった切ってしまった私……。震えながらベッドにつっぷしてしまいました。そのまま声を出さないように泣いていると、娘が来てくれたのです!
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入院中のお父さんに対して、売り言葉に買い言葉で返してしまったエェコさん。言い返さずにはいられなかった怒りの気持ちも、口にしてしまった後の後悔や良心の呵責も、静かに泣き伏す様子から痛いほど伝わってきますね。
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