いたずらで見つけたレシートがきっかけで夫を疑い始める
当時結婚3年目だった友人夫婦は、新婚感もなくなりマンネリした日々を過ごしていました。友人は専業主婦だったので、「家事育児は専業主婦の私がやるしかないんだ」と思いつつ、ほとんど自分任せの夫に対するイライラが募り、夫に冷たくしてしまうことがあったそう。このころ友人は、自分の気持ちを安定させるため実家に帰ることが多くなりました。
ある日、友人の1歳半の息子が夫の財布をいたずらして中身を全部出して遊んでいました。「もー。なんでこんなところに財布置きっぱなしなのよ」と昼寝をしている夫に友人はイラっとしながら中身を集めていると、ある2枚のレシートに目が留まったのです。
その2枚のレシートは、1枚はオムライスランチが2つ、もう1枚はソフトクリームを2つ購入していました。「え? これ何?」と食べた記憶のないオムライスとソフトクリームのレシートを目にして、急に心拍数が上がった友人。
深呼吸してもう一度レシートを見ると、友人宅からは車で1時間半以上かかる場所で、友人が実家に帰っている日のものでした。「まさか、不倫……!?」と思った友人はそのまま夫に問い詰めようか迷いましたが、以前「不倫は証拠集めが大事だ」とネットで見たことを思い出し、ひとまず証拠を集めることにしたそうです。
相手が判明!妻の心はズタズタに
考えてみると、あるときから夫からの職場の話には1人の後輩女性の名前がよく出るようになりました。その後輩が夫の誕生日に香水をプレゼントしていたことを思い出した友人は、直感でその後輩だ! と思ったそう。夫は金融機関に勤めており、友人が窓口に行ったときにその後輩と少し話をしたので、顔と名前は覚えていました。
そして、その日の夜、良くないと思いながらも証拠を集めるため、夫が寝ている隙にスマホをチェックしました。まずLINEを開き、後輩とのトークでレシートの日付を検索すると、その場所に2人で行ったことが判明し、不倫相手は後輩で確定。
さらに、LINEのやりとりから後輩にも彼氏がいることが発覚。それにもかかわらず、夫と後輩はまるで付き合っているかのようなやり取りばかりで、中には夫の妻(友人)に対する不満に後輩が便乗して悪口を言ったり、お互いが「早く離婚して一緒に住みたいね」と言い合っていたりしたそうです。
夫の言葉に妻は怒り爆発
翌朝、のんきな夫の顔を見ると問い詰めたくなったそうですが、「彼氏がいる分際で人の夫に手を出すなんて頭おかしいし、離婚は絶対しないし思い通りにさせない!」と怒りをなんとか抑えて、なるべく普段通りに接することを心がけました。
それから、夫が後輩とデートするのを阻止するため、友人は実家に帰らなくなりましたが、スマホのチェックは続けていました。しばらくたったころ、夫が「最近実家帰らないね。お義父さんたちも息子に会いたいんじゃない?」と言ったのです。
その言葉に友人は怒り心頭! 「はあ!? あんたが後輩と毎日イチャイチャLINEして、私が実家に帰るたびデートしてるの全部知ってるよ。バレてないと思った? 離婚してほしいだろうけど私は絶対にしない。腹立つから職場に乗り込んでみんなにバラそうか?」など暴言が止まらなくなったそう。
そして「私の前で今すぐ関係を切るLINE送って!」と言うと、夫はシュンとなり、友人にひたすら謝りながら後輩にLINEで「嫁にバレたからもう終わりにしたい。ごめん」と送りました。すると、すぐ返事が来て後輩がごねていたようですが「関係切らないと職場にバラされるから、ごめん」と後輩をブロックしたそうです。
そこから、友人に「育児で忙しくて俺にかまってくれないのが寂しかった。ちょうどそのころ後輩が俺を慕ってくれて、ついうれしくなってこんなことになった。だけど、信用してもらえないだろうけど、二度とこんなことはしない。2人を失いたくない」と夫は話したそう。
「私が悪いのか!?」と友人は初めはあきれてしまったそうですが、夫にやさしくできなかったのも一理あるし、これ以上深く掘り下げる気力がなかった友人は今回の出来事は目をつぶることにしたそう。
その後、再構築のために夫婦で試行錯誤しながら、不倫発覚前よりもいい夫婦関係を築けるようになり、新しい家族も増え、仲良く暮らしているようです。
まとめ
どんな理由があっても浮気や不倫をしてパートナーを裏切るのはご法度。裏切られたほうは心に大きな傷を抱えます。夫の不倫発覚後、いつも明るく元気な友人ですら誰にも相談できず、何に対しても気力がなくなったそうです。再構築のために夫婦でしっかりと向き合い、夫が心を入れ替えてくれたことも伝わってきたので、その後もフラッシュバックを乗り越えながら、離婚には至らず新しい家族も増えました。
私自身は理由に関係なく「不倫=即離婚」だと思っていますが、「ピンチはチャンス」という言葉のとおり、マイナスな出来事がきっかけで関係性や状況が好転するという場合もあります。自分の硬い固定観念にとらわれず、ケースバイケースで判断すべきだなと思いました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山崎みさ/30代女性・産後の物忘れの悪化に悩む、2018年生まれの男の子と2022年生まれの女の子の30代ママライター。趣味は甘いものを食べること、緩く宅トレをすること。
マンガ/へそ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年5月)
関連記事:「は?」新居についてくる気満々な義両親にあ然!そしてさらなる地獄が #親の不倫で人生激変 38
ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!