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子どもの食べムラがひどくてノイローゼになりそう【管理栄養士に相談】

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。ママさんたちの悩みに、管理栄養士さんはどのように答えてくれているのでしょうか。

食事をする子どものイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。ママさんたちの悩みに、管理栄養士さんはどのように答えてくれているのでしょうか。

 

2歳までの子どもに多い「食べムラ」

「食べムラがあるということは、多かれ少なかれ、ほとんどの赤ちゃんにあることです。それも発達段階のひとつ。『食べたいときと食べたくないときがある』ということを赤ちゃんが感じている。つまり、脳が発達しているということです。短期間で見ると食べないことはとっても心配ですが、長期的に見ると成長のしるしなのです」と、離乳食インストラクターの中田馨さんが以前お伝えした記事のなかで教えてくれました。

 

これも成長の一環だと思うとイライラも吹き飛びそうですが、実際に食べムラがひどいお子さんと日ごろから対峙するママさんは、やっぱり悩んでしまうようです。

 

Q. 食べムラがひどい。いったい何なら食べてくれるのでしょうか?

1歳10カ月の子どもについて悩んでいます。家では子ども用茶碗に朝はご飯を半分程度、夜はご飯を半分とおみそ汁を半分程度しか食べないのですが、昼は保育園で4〜5歳の子と同じくらいの量を食べるそうです。保育士さんからは「好き嫌いもなく、たくさん食べてエラいですねー!」とよく言われます。家ではたまーにモリモリ食べるときもありますが、ほとんどふりかけご飯くらいしか食べてくれません。好きな果物(今はみかんにハマっています)ならあっという間に食べるので、おなかは減ってるのだと思うのですが、ちょっと食べただけで自分でエプロンをはずしてテーブルから逃げていきます。

 

味つけは大人より気持ち薄い程度で、1歳10カ月にしては濃いほうだと思います。保育園で好きだと聞いたメニューを試したり、レシピサイトなどで調べて作ったり、大好きなアンパンマンの形にしたりと工夫しているつもりですが、毎食毎食マズイと言われている気がして、私もかなりつらく、そのうち子どもに当たってしまいそうでこわいです。

 

無理に食べさせて食事時間が苦痛になってはいけない、みたいなことがよく育児書などに書いてあるので、いやがったり遊びだしたりしたら食事を終了するようにしていましたが、そんな感じで1カ月過ぎたころ、体重が減っていました。自治体の栄養士さんに「今は栄養バランスなんて考えずに食べるものを与えたらいいよ」と言われましたが、その食べるものが今はみかんくらいしかありません。お菓子や甘いパンならもちろん食べますが、甘いものはめったに与えていません。いったい何なら食べてくれるのでしょうか。ノイローゼになりそうです。


食事の事を考えると涙が出てきます。
 

矢部まり子管理栄養士からの回答

管理栄養士の矢部と申します。1歳10カ月、保育園でも手こずる年齢ですね……。好き嫌いもかなりはっきりとしてきますし、いやといったらいやなので、私たちもとても悩んでしまいます。

 

お子さんの場合、保育園ではきっと周りの雰囲気もあって食べられているのだと思います。保育園に栄養士の先生がいたら、一度レシピなどがもらえるか聞いてみるといいと思います。いない場合は、たとえば炊き込みご飯をつくったり、みそ汁を具だくさんの豚汁にしたりしてみましょう。炊き込みご飯にはゴマや青のり、鰹節などをたくさんいれてくださいね! お味噌汁もちょっとお高めのだしやお味噌を使うといいです。お菓子や甘いパンをあげないのは素晴らしいと思います。いくら食べさせたくても、それらだけを食べたところで必要のない栄養しか摂れません。

 

わが子も2歳半くらいまでは本当に手こずりましたが、話がわかるようになってきたころから、『ママが一生懸命作ったご飯を残されてしまうと悲しいな』などの泣き落とし作戦で少しずつ食べてくれるようになりました。なので、とりあえずはみかんにも栄養はありますし、ひと通り食事の用意をして、食べなければ最後にみかんをだして割り切ってしまっていいと思います。お母さんにとっては本当につらい時期だとは思いますが、永遠に続くわけではないですし、しばらくお付き合いしてあげてくださいね。よろしくお願いいたします。

 

ママさんたちの体験談

過去にベビーカレンダーに寄せられた声の中から、同様の悩みを抱えたママさんたちの体験談をご紹介します。

  • 「もういらない~」と言われ、子どものお皿を見ると、おや?なにも食べてない!そんなことが続いたある日、「おひざで一緒に食べる?」と聞いてみると、「うん!」と元気よく食卓に戻ってくれて、出したものほとんどを平らげてくれたということがありました。 娘としては甘えたい気持ちが「食べさせてくれなきゃ食べない!」に繋がっていたようです。3歳になった今でも、何かにつけて「食べさせて~」という娘ですが、口に運ぶとよく食べるし、母親の私がいないときには自分で食べると知っているので、わが家では何も言わずに食べさせることにしています。(ママライター里川まちこさん)
  • ある日、保育園の先生にごはんの様子を聞かれたときのこと。口に入れた食べ物を吐き出してしまうことを伝えたところ、「食べないものでも工夫をしてあげ続けてください」という話を聞きました。「なぜですか?」とたずねると、「食べないものを避けていくと、それが本当に『嫌いなもの』になってしまうんです」とのこと。 言われてみると「どうせ食べないから」と出さない食材も増えていました。それからは食べないものでも形や味付けを変えて工夫しながら出すようにしています。無理にあげると逆効果なので無理強いはしません。(ママライター今井さくらさん)
  • ごはんを食べないことに対していつもイライラしていましたが、相手はまだ小さな子ども。集中力だって5分も持たないのに、それ以上の時間、座ってごはんを食べることは大変なこと。 そこで、手づかみで食べられるものとスプーンで食べるもの2種類のごはんを用意し、ごはん中に立ち上がっても怒らず、時間をかけて見守ることにしました。息子のタイミングで食べられるからか、完食してくれるようになりました。(ママライター木村えまさん)

 

ベビーカレンダーには、このような体験談が多数掲載されています。その中には今抱えている悩みを解決できるヒントがあるかもしれません。ぜひあわせて読んでみてくださいね。


※参照元:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/topic/detail/23957

 

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