落馬をした娘。当時、打撲という診断を受け…
子どもたちが小さいころ、わが家はニュージーランドに住んでいました。
7才だった娘は、ニュージーランドの小学校に通ってたのですが、お国柄なのか、小学校低学年の女の子の夢は、「大人になったら獣医さんになりたい」という子が多い気がしました。確かにちょっと郊外に行けば羊、牛、馬がたくさんだし、家に小さな牧場がある家族もいましたから、不思議ではないかなと思います。
わが娘も馬が大好きだったので、7歳の誕生日に3日間の乗馬体験教室をプレゼントし、毎日楽しく通っていました。
最終日には牧場の外に馬に乗って出かけることになったのですが、娘の乗った馬は神経質だったようで、車に驚いて急に立ち上がり、娘はおしりから落ちてしまったそうなのです。おしりに青アザができた娘を、馬主である乗馬の先生が応急手当。その後、医師にも診てもらいましたが、X線検査などはせず、「打撲」という診断を受けたのです。
それから約8年。娘は15才となり、水泳部に所属しているのですが、なんと尾骨が痛くて、床にすわって腹筋運動ができないというのです。慌てて、再度受診すると、落馬したときに尾骨が少し欠けていたのかもしれないが、今はもう何もできないとの診断でした…。あのとき、ちゃんとX線検査をしてもらっておけばよかった…と、今更ながら悔やんでいます。
作画/きりぷち
著者:小ちゃん
高齢出産でもうけた、17才男子と15才女子の母。旅行が趣味。ちょっとぼーっとした高齢母です。