ただの目ヤニだと思っていたら…
退院後もなかなか治らず、今度は白目にほんのり赤い部分が見え始めました。2週間健診で見てもらうと、結膜下出血とのことで、目薬を1日3回続けました。1カ月後目薬がなくなって、目ヤニも落ち着いたかなと思ったらまた目ヤニが出て来ました。別の病院へ行くと、先天性鼻涙管閉塞症と診断されました。そして、息子は結膜炎になっていたようです。今までさしていた目薬は抗体ができて効かなくなっていたようで、3種類くらい試してようやく治りました。結局治るまで約3カ月かかりました。
おかしいと思ったらすぐ病院で相談すること、違う病院で診てもらうことも視野に入れることが大事だと学びました。
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「先天性鼻涙管閉塞症(せんてんせいびるいかんへいさしょう)」とは、新生児の5%前後 に発生します。症状には涙液の過剰貯留、まぶたや頬への涙の溢れ、涙嚢で生成される粘液物質の逆流などがあります。また、赤くなり、圧痛があり、発熱をきたすこともあります。 合併症のない鼻涙管閉塞は、1歳までに 90% が治ります。眼科医によっては、鼻涙管に広げる治療をします。
涙が多く出る、目ヤニが気になる場合は、小児科医に相談してみてくださいね。
作画/まげよ
著者:中原絵麻
30代、0歳の男の子を育てる母。晴れてる日は朝から洗濯が楽しみ。