下着が1枚もない…!
数年前、生理周期が不安定になって経血量が減少し始めた感じがしました。しかし、しばらくすると突然、昔並みの経血量に増えたのです。このとき、私は「そろそろ生理から卒業するかも」と思っていたため、自宅に常備しているナプキンは普通サイズ(普通の日用)しかありません。そこで普通サイズを使っていたのですが、経血量が多すぎたのか、経血がナプキンから漏れ出してしまって……。
幸いにも被害は最小限に抑えられましたが、下着は再起不能。ゴミ箱行きとなりました。
次の周期で生理がきたときのこと。目覚めたとき、下半身に違和感を覚えたのでトイレに行くと、2つ重ねた普通の日用ナプキンでは寝ている間の経血を吸収しきれず、またしても経血漏れを起こしてしまいました。慌てて下着をはき替えようとタンスを開けたのですが……ここで大問題が発生。なんと、下着が1枚もないのです!
ここ最近は仕事で忙しく、なかなか洗濯ができていなかったものの、まだ下着の替えはあったはず。そう考えた私は、出勤時間が迫るなか右往左往しながら、ふと思い出しました。「そういえば前回の生理でも経血量が多く、パンツがゴミ箱行きになったな」と。つまり、下着の替えはありません。
しかし、これから仕事に行きますし、生理期間中をノーパンで過ごすわけにもいかず……。苦肉の策で、タンスに入っていた季節外れのロングガードルをはいて、なんとかしのぎました。あまり大きく動くとナプキンがずれるしガードルは蒸れるしで、同僚によると、その日はずっと私の動きがおかしかったそうです。
今ではすでに閉経しましたが、この出来事のあとに下着を買い足して、何かあったときのための替えの下着のストックを増やしました。また、下着だけでなく多い日の昼用や夜用のナプキンも買いました。これも「何かに代用できるかも」と思い、閉経してナプキンを使わなくなった今でも、捨てずにとっておいてあります。
著者/萩野小百合
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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