生理になるとお通じに変化が
もともと普段のお通じはいいほうで、便秘に悩まされたことはほとんどありませんでした。しかし生理が始まると、便秘がちになったり下痢をしたり便に変化が。ただ、これに疑問を持ったことはなく、「生理期間中はお通じにも変化があるよね」くらいに思っていました。
激しい排便痛
しかし次第に、生理期間中の排便時、下腹部にものすごい痛みを感じるようになったのです。子宮が痛いのか、直腸が痛いのかはわかりません。便意を感じるときに痛みはないのですが、いざトイレで便を出そうとすると、生理痛とも違う痛みがおなかに走るのです。
便を出す間ずっとその症状は続き、出し終わると落ち着きます。排便痛は生理期間中にしか発生しません。そのため、生理のせいで排便痛が起こっていると勝手に納得し、病気を疑ったりはしませんでした。
排便痛も子宮内膜症の症状
その後、生理痛がどんどんひどくなることから、私は婦人科を受診。その際「そういえば排便痛もあります」と伝えたところ、「子宮内膜症の場合、排便痛が出る人もいます」と医師に言われました。生理痛だけでなく排便痛も、異常を知らせるサインだったのだとそこで知ったのでした。
チョコレート嚢胞の手術後、排便痛の症状はなくなりました。今思い返すとあの排便痛は異常で、もっと早く病院に行けばよかったと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/新谷けご
イラスト/sawawa
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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