夫は、りささんの姿のままで産休に入り、自分の実家に里帰り。しかし母親は、午前4時過ぎから「嫁の一日は日の出前から始まるのよ!」と、ハードな家事を押し付けるのでした。それだけでなく、イヤイヤを発動して朝ごはんを食べなかった娘に対しても、「これ以上泣くなら庭に連れ出して!」と厳しい対応で……。
こんな扱いを受けていたの…?
自分は実家にいるときは自由気ままに過ごし、お皿を運んだだけで褒められていたことを思い出したおっと。自分とりささんのみていた景色があまりにも違うことに衝撃を受けました。
勇気を出して母に「少し嫁に厳しいんじゃないですか?」と言ってみると、母は「家のことは男の人は何もできない」「女性が面倒見るのがあたりまえ」と答えます。たしかに実家にいるときは、上げ膳据え膳で母に頼ってばかりだった夫。
続けて母が言った「自分の親が倒れたときだって家事をした。家を守ることが私の仕事だった」という言葉に、“自分は何も知らなかったのだ”とショックを受けてしまいました。
夫は、ようやく自分と妻の立場の違いを知ることができました。これまで妻の苦労に気づいていなかった夫。りささんのために義母に苦言を呈すことができたのは、夫の成長かもしれませんね。しかし、義母は義母で苦労をしてきた様子。時代が違うのですべてを納得することはできませんが、義母のように家のために頑張ってきたその姿勢は、尊敬に値しますね。