あいさつに出てきた夫
わが家のリビングで、友だちとその子どもである5歳の男の子と私の3人でおやつを食べていたときのこと。夫が「いつも妻がお世話になっています」とあいさつに出てきました。夫は仕事が休みだったので、ヒゲはボーボー、髪はボサボサ、少しくたびれたスウェットという姿。そんな夫を見た子どもは、半泣きのような表情で友だちの陰に隠れてしまいました。
夫と仲良くなった子どもは…
夫はなんとか子どもと仲良くなろうと、興味のありそうなアニメの話をしたり、一緒にネット動画を見たり、必死に相手をしていました。
そんな夫の気持ちが届いたのか、しばらくすると子どもの顔に笑みが。しかし、私と友だちが「仲良くなってよかった」と安心した矢先……子どもは夫のことを「ねぇねぇ、おじいちゃん」と呼んだのです!
その瞬間、わが家のリビングに静寂が。「そんなに老けて見えるかなぁ」と落ち込む夫に、友だちは必死になって「ごめんなさい!」と謝っていましたが、私は思わず爆笑してしまったのでした。
友だちと子どもが帰った後、夫は私に「そんなに老けてる? 白髪染めしたほうがいいかな?」と質問。
確かに夫の髪には白髪が混ざっていますが、私は夫の自然体なところが好きなため「気にすることないよ」「私はそのままのあなたが好きだよ」と伝えたところ、とてもうれしそうにしていました。
著者/吉野詠美
作画/霜月いく
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