自分の年金が取られるかもしれないと不安そうにするあーちゃんに、ワフウフさんは「自分のお金で払ってきた年金だから、見せない! と言えばいい」とアドバイス。しかし「言えない……」と弱々しく言うので、少しキツい口調で自分が思ったことを自分の言葉で伝えるように言ってしまいました。その後、特に音沙汰がなかったので、姉経由でどうなったのか確認すると……「私が払ってきた年金よ! 見せる必要ないじゃない!」と、ドヤ顔。無事に解決したようで安心です。
「絶対」なんてない……
日数に合わせて処方されている持病の糖尿病の薬が、もうないと言いだしたあーちゃん。
話を聞くと、一体いつまであったのか曖昧です……。
薬剤師さんが話を聞いてくれましたが、あーちゃんは同じことを言い続けるだけの壊れたレコード状態。
認知症だと知っている病院のスタッフの反応が薄く、あーちゃんはプライドが傷ついたのかもしれません。
結局、遠路はるばる姉が家で薬探しを手伝うことに。
しかし、家には顔を合わせたくない父がいるかもしれないため、姉は外で待機。
最初は父が在宅であることを報告しに出てきたあーちゃん。
※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫
暑い中待たされて、姉もちょっとイライラ……。
しばらくすると、あーちゃんは薬の袋を片手に出てきました。
ドヤ! と見せられたのは……睡眠薬。探し物はこれではありません。
姉は出直すように指示。すると……。
ありました! 結局「絶対にない」と言っていた場所から発見したそうです。
二日酔いで頭痛に苦しむ中、薬の大捜索をやり遂げた姉。お疲れ様です!
この日は、姉があーちゃんの注射の付き添い。そこで、あーちゃんが「あと1週間分あるはずなのに、薬がもうないのよ!」と言いだします。ないというのは持病の糖尿病の薬で、あーちゃんには欠かせない薬です。しかし、話を聞いても最後に飲んだ日も曖昧で、正確な状況がつかめません……。仕方なく、姉は病院の帰りにあーちゃんの家に寄って薬があるかどうかを確認することに。
しかし、実家には私たち姉妹が絶対に顔を合わせたくない父がいるので、姉は暑い中汗だくで家の外から指示を出すしかありません。それは簡単なことではなく、父がいることを報告するためだけに出てきたり、違う薬を持って出てきたり、なかなかスムーズに進みません。それでも、しばらくしてちゃんと探していた糖尿病の薬を持って出てきたのです。
結局、絶対にないと頑なに言い張っていた場所から見つかったようで、認知症の人の「絶対」がどれだけあてにならないのかを思い知ることに。投薬管理だけではなく、今後の生活全般のフォローもどうしていくのか、これから考えるべき問題は山積みです。
--------------
持病があるあーちゃんにとって、投薬管理は重要です。結局見つかったからよかったものの、今後同じようなことが続くとそのたびに一緒になって探すわけにもいかないので、第三者の意見も聞きながら早めに対策しておくと安心ですね。同じような状況の方は、どんな対策を講じているのかも気になります。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!