突然の破水にあ然…
診断名は切迫早産。妊娠33週という早い週数だったため、そのまま大きな病院に緊急搬送されることになりました。私は地元が他県のため里帰り出産を希望しており、産休に入ってからは実家でゆっくりするつもりでした。しかし、そうも言っていられない状況に、救急車の中で、「里帰りして産みたかったなぁ」と言ってしまいました。母親学級の予約日より早かったので出産時のいきみ方も知らず、不安な気持ちでいたのです。すると、かかりつけの病院から同乗していた助産師さんから、「これがあなたのお産よ」と言われました。その言葉にかなり救われたことを覚えています。また出産時のいきみ方も救急車内で教えてもらい、不安が解消されました。本当に当時の助産師さんには感謝しています。
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私は里帰りして出産することが当たり前と考えていましたが、里帰りせず産休に入る前に出産することになりました。知らないうちに里帰り出産が当たり前で、周りの人々と同じじゃないといけないと思い込んでいました。必ずしも出産は予定通りにはいかないことを学びました。
作画/犬野ぽよ彦
著者:大橋もとこ
30代、小1の男の子を育てる専業主婦。趣味は映画鑑賞と家庭菜園トお菓子作り