なんで!?
お隣に見た感じ30代前後の、私たちと同じくらいの年齢の夫婦が住んでいました。なかなか騒音が激しく、大音量で音楽をきいたり、窓を開けっぱなしで人を呼んで騒いだり……。管理会社にも相談しましたが、あまり介入してくれず困っていました。そうこうしているうちに、わが家に長女が誕生しました。そして気づいたら、お隣さんもほぼ同時期にお子さんを出産していました。
そこから時々会話する仲になりました。お隣さんは人柄は良いのですが、出産後も騒音は変わらず。昼も夜も、窓を全開にしたまま子どもの泣き声が聞こえます。お隣さんいわく、子どもにはうるさいところでも寝てくれる子に育ってほしいから、あえて窓を開けて外の音を取り入れて生活しているそうです。なるほど、そりゃまわりはうるさいわけだよ……と心の中で思いました。
私も同じくらいの子どもがいるので、泣き声はお互い様です。しかし、人のふり見て我がふり直せ、とはこのことだと思いました。反面教師にさせてもらい、自分たちは騒音には気をつけています。その後引っ越したのでもうお会いしなくなりましたが、まわりの迷惑を考える視点を与えてもらい、いい経験になったと思います。
作画/きょこ
著者:片田 ゆい
姉弟を子育て中。夫婦とも実家が県外のため、2人で毎日必死に子育中。