短冊に込められた願い…
子どもが幼稚園の年長のころ、夫と一時別居していた時期がありました。毎週末は帰ってきていたので子どもには会っていましたが、やはり寂しさは子どもなりに隠してくれていました。幼稚園に飾られた七夕の短冊を見て思わず涙が……。そこには「かぞくみんなでずっとすごす」と書いていたのです。一際目立つ我が子の短冊に、子どもの前なのに泣いてしまいました。子どもには、素敵なお願いで嬉しくて涙が出たと説明しました。現在3人一緒にまた暮らすことができています。
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年長からひらがなのワークを幼稚園でしていたので、先生に教えてもらいながら自分で書いたようです。まだおぼつかない字でも、すごく家族のことを考えてくれていると衝撃を受けました。
作画/まげよ
著者:小林悠美
30代、小1の女の子を育てる母。現在、娘が絶賛自転車の練習中のため、日々必死で走っています。