またニキビが…
その翌朝、洗顔をしていると、また何か顎の中央に引っかかるものに気付きました。鏡を見ると、今度は顎の先端に割と大きめの白いニキビがポツンとできています。昨日はなかったのに、一体いつの間にできたんだろう……。
「最近、忙しくて外食続きだったからかな。今日は野菜を多めに食べよう」と、私はその日もあまり深刻に考えていませんでした。
もしかして皮膚がん!?
それから2週間後、ニキビはあっという間に次々に増えていき、私の顎とフェイスラインはニキビだらけになってしまいました。ニキビがひどくて、メイクはもちろん、マスクもできません。あまりにも悲惨な、鏡に映る自分の顔に、さすがの私も焦りました。
ネットで、「ニキビ 化粧品」「ニキビ 治療」などと検索しまくりました。いろいろネットで調べている際、大人ニキビはホルモンバランスの崩れやストレスが原因と知りました。
そして、ドラッグストアでニキビ用のスキンケアや治療薬を買い、いくつか試しました。しかし、私の肌にはまったく効きません。私は鏡を見ては、どんどん数を増やすニキビが、もしかしたら皮膚がんじゃないか、と怖くなってきました。
とうとう病院へ
もう自分ではどうしようもなくなり、私は皮膚科に駆け込みました。病院の待合室で、万が一ニキビじゃなくて、皮膚がんとかだったらどうしよう、と不安ばかりが募り、気が気じゃありませんでした。
しかし、医師は私の顔をパッと見るなりひと言、「あ、ニキビですね。塗り薬2種類出しますので、塗ってください」と瞬時に診断を下しました。
私は、ひとまず皮膚がんじゃなかったことに心底、安堵しました。薬の効果はすぐには表れませんでしたが、2カ月後には、ほとんどできなくなりました。今は、ニキビ痕を薄くするため、ビタミンCの薬を内服しています。
まとめ
今から思えば、自分で市販薬などを試すのでなく、早期に病院に行っていたら、「皮膚がんじゃないか」などと余計な心配をすることもなく、もっと早く治っていたのかもしれない、と思いました。やはり、体の異常に気付いた際には早めに病気に行くほうがいいな、と実感した出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:菊池 凛子/40代女性。
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年5月)
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