深夜の陣痛でまさかの展開
深夜なのでもちろん家族は寝ています。陣痛と吐き気で苦しい私はひとりでどうすることもできず、どうしよう……と困っていると、母の寝室から実家で飼っている愛犬が走ってきて近くまで来ました。吐いた物を舐めたらどうしようと焦っていると、愛犬はすぐに母の部屋に戻っていき、今度は母と来てくれました! どうやら母に助けを求めに行ったようで、 途中から母が電話を代わってくれてなんとか病院に行くことができた私。愛犬は、家を出るときまで私のまわりをクルクル回っていて、まるで何かを感じてくれているようで……。とてもうれしかったし、なんだか励まされたようでとても心強かったです。
退院して生まれた娘を連れて帰ったときも、襲うことなくそっとにおいを嗅いでいました。そして私のところに寄ってきてくれたので、「あのときはありがとう」の気持ちをこめて一緒に遊びました。愛犬のまさかの行動に驚き、ほっこりした出来事です。
作画/赤身まぐろ
著者:鶴田 紅葉
0歳の女の子を育てる母。早く引っ越したいと思いつつ、義両親と同居中。