枝豆は糖度が落ちやすい?
枝豆は「お湯を沸かしてから収穫にいけ」と言われるくらい、収穫後は急速に糖度が落ちていく野菜です。
野菜は一般的に「収穫→市場→卸売業者→小売店→小売店のバック在庫→売り場に陳列」というルートを経て、ようやく消費者が買える状態になります。
なので、悲しいことにスーパーの店頭に並ぶころには、採れたてとは比べ物にならないほど食味が落ちているんです。
枝豆を採れたてレベルの糖度に復活!スーパー青果部の「裏ワザ」
今回は、糖度が落ちてしまった枝豆を、採れたてレベルに復活させる裏ワザをご紹介します。
用意するのは塩と水だけでしょ.....と思ったそこのあなた。「砂糖」もお忘れなく!!その理由は最後にお教えしますね。
材料
・枝豆...1袋(250g)
・水...1L
・塩...40g(塩もみ用20g、茹でる用20g)
・砂糖...20g(水に対して約2%)
手順
- 枝豆の先端部分をはさみで少しカットする
さやの中に塩と砂糖が入るようにカットしていきます。
- 塩の半分(20g)を枝豆にかけて塩もみする
- 鍋に、水・残りの塩(20g)・砂糖を入れて沸騰するまで加熱する
- 沸騰したら、鍋に塩もみした枝豆を入れる
ボウルについている塩も、残らず全部お湯に投入しましょう。
- 好みのかたさになるまで4〜6分茹でたら完成
今回茹でた枝豆も、まるで収穫したてのような甘さを感じられる絶品枝豆に茹で上がりました。
Q.枝豆は「砂糖水」で茹でていいの??
この茹で方をSNSで紹介すると「砂糖水で茹でたら不自然な甘みになりそう」というコメントがよくつきますが、心配は不要です。
実は枝豆は元々砂糖と同じショ糖を含むので、砂糖水で茹でても不自然な甘さにはならず、採れたての味が再現できるんです。
ただし、農家さんにもらったり、産直市場で売られていたりする枝豆は、収穫したてで鮮度抜群。砂糖水で茹でるのはもったいないので、普通に塩茹でして、"採れたての味"を楽しむのが一番です。
今回の茹で方は、あくまで、スーパーで売られているような、少し鮮度が落ちた状態の枝豆を購入した際にぜひお試しください。
スーパーで購入した枝豆をおいしく食べるための下処理まとめ
今回はスーパーに並んでいる糖度が落ちてしまっている枝豆を、採れたてレベルの糖度に復活させる裏ワザを紹介しました。
この砂糖水で茹でた枝豆は冷めても美味しいので、お弁当の材料にも最適です。
ぜひ、今回紹介した方法を使って、旬の枝豆をたくさん食べていただけると嬉しいです。