夫にかけられた衝撃の言葉…!
ある日、夫から残業で帰宅が遅くなると連絡があり、ひとりで夕方から夜の家事育児をこなすことに。1歳の娘は数カ月前から後追いが始まり、少しでも私から離れると大泣きです……。娘をなんとかなだめつつ、私は家事をこなしていきます。
そして21時になり、機嫌が悪い娘をなんとか寝かしつけました。娘が寝たあとすぐに夫が帰ってきました。しかし夫は、私の作った夕食を食べながら「今日のごはんの味付け60点くらいだね〜」とひと言。
夫は、健康グッズや娘のおもちゃ、さらには人の行動にまで、何にでも点数をつける癖があるのです。「点数つけるのやめたほうがいいよ。つけられたほうは、いい気分じゃないから……」と注意しても、「点数つけたほうが楽しいじゃん!」と聞く耳を持つことはありませんでした。
普段はあまり気にしていませんでしたが、今日はワンオペ育児をこなしながら一汁三菜を頑張って用意したのに……と私はイライラ。ワンオペの疲労が重なって「そんなこと言うなら食べなくてもいいよ!」と怒鳴ってしまいました。
私が怒っているので夫は慌てているようですが、「60点っていうのは褒めているんだよ?」と見当違いなフォローをしてきます……。とにかく腹が立った私は、その後1週間ほど夫の夕食を作りませんでした。
私と娘は2人で食事を先に済ませて、その間夫は外食や簡単な自炊をしていましたが、娘が雰囲気を感じとったのか、ある日、夫に抱きつきにいったのです。
その光景を見て心が痛くなり、私のほうから「意地張ってごめん。でもね、何度も言っているけれど、点数をつけられると本当に嫌な気持ちになるの。それに娘ちゃんがマネするようになったら、よくないと思う」と気持ちを込めて伝えました。
さすがに反省した様子の夫は「ごめんなさい、もうしません」と私に謝罪。その後は、いつもの癖で点数をつけそうになるときもありますが、すぐに「ごめん!」と謝ってくれだんだんと点数をつけることはなくなりました。
著者:安藤沙奈/20代女性・主婦。1歳の娘を育てるママ。娘が生後7カ月のときに復職。夫は残業で帰宅時間が遅く、平日はほぼワンオペ。子どもを寝かしつけたあとに、自分へのご褒美で食べるスイーツが大好き。
イラスト:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています