SNSに投稿された内容を見てビックリ!
入会したばかりで、保護者の方々とも仲良くなりたいと思っていた私は、先輩ママの申し出を快諾しました。
その日の夜、家事が一段落したところで先輩ママのSNSアカウントを見てみると、個人アカウントにもかかわらずサッカーチーム公式アカウントによるPRかと思うような投稿をしていてとても驚きました。
しかも、子どもたちや保護者の顔にモザイクがなく、閲覧制限もないのです……。
後日、ほかの保護者の方々に聞いたところ、みなさん不快に思っていることがわかりました。どうやら先輩ママはコーチに断りもなく、勝手に写真を撮って、モザイクもかけずに自分のアカウントにあげているのだそう。
「でもあのママにたてつくと徹底的に排除されるから何も言えないのよ……」とのこと。習い事を続けさせるためには、先輩ママに従わなければならないような空気感ができているようでした。
けれども子どもの顔をSNSに出したくなかった私は、同じ時期に入会したママ友と一緒に、コーチに相談することに。事態を重く見たコーチから先輩ママに注意してもらい、今までの投稿はすべて削除していただきました。
先輩ママは「私はチームのためにやっていたのに!」「コーチがPR活動をしないから代わりにやってあげていたのに!それならもっとコーチがPR活動をしないといけないんじゃないですか?」と激怒。結局、ボスママと子どもはチームを退団し、別のチームに移ってしまいました。
チームを盛り上げていきたい気持ちはわかりますが、無断で写真をSNSにアップするのはモラルに反していると感じました。好意から始めたことだとは思うので、せめて顔が見えないようにする、保護者の同意を得る、コーチに相談するなど、工夫をすればよかったのではないかなと思います。改めて、私もSNSに画像を投稿する際は、細心の注意を払おうと思った出来事でした。
イラスト/海乃けだま
著者:田中ハナ
5歳、8歳、10歳を育てる専業主婦。子ども中心の生活を送っているがとても充実している。