※著者のおとさんからのお願い※
パーソナルなお話になりますが、誰かを傷つけたり誰かを批判したりするお話ではありません。誹謗中傷や特定の誰かを否定するのは控えてくださいますようお願いします。
国籍を変えても自分は自分
Kっぷさんの両親から「結婚を考えているのなら日本国籍を取得してほしい」と条件をつけられたおとさんは、その約束を守り、Kっぷさんからプロポーズをされたあと、さっそく帰化手続きを進めます。そして無事に手続きを済ませ、正式な日本人に。こうして、2人は晴れて夫婦となったのでしたーー。
今回は「国籍問題で破局しかけた話」、最終回となります。
「実は、国籍を変えたときは何も感じなかった」と語るおとさん。喜びも悲しみもない代わりに心の奥底から浮かんできたのは、「これでようやく国籍問題から解放される」という安堵だったそうです。彼の両親から言われた「結婚するなら日本国籍を取得してほしい」という言葉が、おとさんの中でずっとプレッシャーとなっていたのかもしれません。
生きていると、「自分のアイデンティティってなんだろう?」と考えるときもありますよね。おとさんの場合は、国籍にそこまで愛着はなかったものの、「日本国籍に帰化してほしい」と結婚の条件をつけられたことで、『韓国籍』という一種のアイデンティティが失われてしまったわけです。
「どうして私が国籍を変えなきゃいけないの」と悩みに悩んだ上で、「愛する人とずっと一緒にいたい」という気持ちが強かったことから、最終的には帰化を決意したおとさん。
これらの経験を経て、彼女は「国籍が変わったとしても自分は自分でしかない。自分が何者であってもいい」「生きる上で重要なのは、周りの愛する人を大切にするということだけ」という結論に辿り着いたと語っています。
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