※著者のおとさんからのお願い※
パーソナルなお話になりますが、誰かを傷つけたり誰かを批判したりするお話ではありません。誹謗中傷や特定の誰かを否定するのは控えてくださいますようお願いします。
国籍を変えるまでの心境
交際記念日にディナーに出かけた2人。食事が終わっておとさんが帰り支度をしていると、店員さんから「お連れ様があちらの部屋でお待ちです」と声をかけられ、ある部屋に案内されます。実はそこは教会で、Kっぷさんが真剣な表情でおとさんを待っていました。そして床に片膝をつき、彼は「結婚してください」とプロポーズ! おとさんは感動のあまり涙を流しながら「これからもお願いします」と答えて……。
Kっぷさんからプロポーズされたあと、すぐに日本国籍への帰化手続きを始めたおとさん。月日は流れ、正式に日本人となったおとさんは、大好きなKっぷさんと晴れて夫婦となったのでした。
ーー彼や彼の両親から「結婚を考えているのなら日本国籍に帰化してほしい」と言われたときのことを思い出すと、今でも少し悲しい気持ちになることがあります
現在のおとさんはこのように語ります。
自分と同じような境遇の外国籍の人が、周りから素直に国籍を受け入れてもらっているのを見て、おとさんは「どうして私は韓国籍であることを受け入れてもらえないんだろう」「うらやましい」と感じることもあったのだとか。しかし、それ以上に「大好きな彼とこれからもずっと一緒にいたい」という気持ちが強かったからこそ、不条理と感じることにも耐えて、彼と2人で明るい未来を掴もう、と前向きになれたそうです。
国際結婚をするとなると、国籍をそのままにするか国籍を変更するか、選択が迫られることに。この問題に直面したとき、どのような結論を出すかは、そのカップル次第ですよね。
さまざまな葛藤がありながらも「国籍を変える」と決意したおとさんは、
ーー生きていると折り合いがつかないこともあると思います。もし、私と同じような境遇の方がいるのであれば、国籍を変えることに不条理だと感じたとしても、その気持ち自体は間違いじゃない、自分が暗い気持ちを抱いたとしても自分のことを責めないで、と伝えたいです
と語っています。
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