その後、メリー先生に指摘されると、「これじゃたっくんの居場所がない」「悪者扱いされている私たちは帰ります」と言い出したたっくんママ。しかし、ドアを開けて帰ろうとすると、そこには夫の姿が……! 夫から「たっくんはクラスに迷惑をかけている」と言われると、夫婦ゲンカに発展してしまいます。
さらに、ママがたっくんの行動のすべてを尊重していた結果、おもちゃをポイしたり、絵本をビリビリ破いたりすることが、"良いこと"だと思い込んでいたことが判明します。夫がそれを指摘すると、「このまま注意しなかったら、たっくんは成長できない」と言い、ショックを受けてしまったたっくんママ。
「たっくんのためにも自分のためにも、これを機に変わろうよ」夫がそう投げかけて説得をすると、たっくんママは震えだし、ハァハァと息遣いが荒くなって……!?
「私が間違えてた?」ショックを受けたママは倒れてしまって…
「私が間違えてた……?そんな……そんなはず……。
昔から私は全部間違ってた……?」
よほど今回のことのショックが大きかったのか、
たっくんママはそのまま倒れてしまいました。
「え!?なに!?ここどこ!?」
「落ち着いて!英会話教室で倒れたんだよ!
覚えてる?」
目を覚ますと、そこは病室でした。
「まためまいが……」
するとそこへはたりさんとゆうくんママがやって来ました。
「チロちゃんママ!?ゆうくんママ!?
え……どうして……」
「色々ありましたけど、なんかんや心配なので……」
「さっきまでたっくんと一緒に遊んでたんです!」
「あ、ありがとうございます……。けどあなたたち、
たっくんのこと嫌がってたでしょ……?」
「正直言うと、確かに最初はどう接すれば良いか
分かりませんでした」
「だけど、こうやって遊ぶとママ喜んでくれる!って言ったら、
みんなと仲良く遊んでましたよ!」
「やっぱりたっくんは……とても優秀ですね……」
たっくんママの思わぬ言葉に、
2人は思わず呆れてしまったのでした。
◇ ◇ ◇
今までの自分の育児が間違っていたと知り、ショックを受けて倒れてしまったたっくんママ。育児は正解がないので、とても難しいですよね。ただ、育児をしているママ・パパのみんなが最初は試行錯誤して失敗ながら、それぞれの答えを見つけていくのだと思います。なので、たっくんママには今回のことも前向きに考えて欲しいなと思いました。