そんなある日、たっくんパパがママの代わりにたっくんと一緒に授業を受けると、たっくんのあまりにも自由過ぎる授業中の態度に驚いてしまいます。
後日、たっくんパパはママに向かって、「たっくんが周りに迷惑をかけている」「たっくんのことをこのまま注意しなかったら、たっくんは成長できない」と強く指摘。その言葉にたっくんママはショックを受けてしまい、その場で倒れてしまったのでした。
目を覚ますと、病室にいたたっくんママ。そこにははたりさんやゆうくんママの姿がありました。2人はたっくんママが目を覚ましたのを確認すると、たっくんがみんなと仲良く遊んでいたことを伝えます。
すると、たっくんママは、「やっぱり、たっくんはとても優秀ですね」と言ってきて……!?
ママから意味深な発言が飛び出して…
「まーだそんなこと言ってるんですか!
もう慣れましたけど!」
ゆうくんママがそう返すと、
たっくんママはどこか寂しそうにこう言ったのです。
「けど……それは私が母親に対する
願望だったのかもしれないですね……」
「母親に対する願望?」
「それってどういう……」
意味深な言葉にはたりさんとゆうくんママが聞き返すと、
たっくんママは「興味ないでしょ!」と怒り始めました。
「そんなこと言われたら気になるじゃないですか!!」
「なんで言っちゃったのかしら……」
「話せば何か変わるかもしれませんよ?」
すかさず、そう提案するはたりさん。
「そうですね……。私の話……聞いてくれますか?」
たっくんママは手をギュッと握ると、
静かに話し始めたのでした。
◇ ◇ ◇
たっくんママの口から、「母親に対する願望だったのかもしれない」という何だか意味深な発言が飛び出しましたが、過去に何かあったようですね。たっくんママの雰囲気から、ずっと心のどこかで抱えていた悩みがあるように感じました。はたりさんやゆうくんママに話すことで、少しでも気持ちがラクになるといいですね。