あるとき、たっくんパパがママの代わりにたっくんと一緒に授業を受けると、息子のあまりにも自由過ぎる授業中の態度に驚いてしまいます。
後日、たっくんパパはママに向かって、「たっくんが周りに迷惑をかけている」「たっくんのことをこのまま注意しなかったら、たっくんは成長できない」と強く指摘するのですが、その言葉にたっくんママはショックを受けてしまい、その場で倒れてしまったのでした。
目を覚ますと、病室にいたたっくんママ。そこにははたりさんやゆうくんママの姿がありました。たっくんママは目を覚ますと、会話の流れで自らの幼少期を話し始めて……?
手をギュッと握ると、悲しかった過去を語り始め…
「私の話、聞いてくれますか?」
たっくんママはそう言うと、幼少期の思い出を語り始めました。
裕福な家庭で育ったものの、母親に興味を持ってもらえず、
悲しい思いをしていました。
しかし、大人になって夫と出会い、
いろいろな場面で褒められることで心が満たされていったのです。
(あぁ……この幸せな気持ちを子どもにもしっかり注ぎたい。
愛情いっぱいに育ててたくさんお話したり、
遊び回ったり……)
(自分の幼いころのようには絶対させない)
次第にそう決意をするのでした。
◇ ◇ ◇
大好きなお母さんに認めてもらえなかった日々は、本当に悲しかったのではないかと思います。しかし、夫と出会い、愛される喜びを知ったことで、たっくんママの中でわが子に対する強い決意が生まれていました。たっくんは生まれる前から、すでにママの愛情をいっぱい受けていたのですね。