私のランチを横取りするママ友
公園で仲良くなったママ友と、お互いに2歳の娘を連れてランチに行ったときのことです。私はパン食べ放題つきのランチセットを頼んだのですが、一方ママ友は「私、ダイエット中だから!」と言い、ミニサラダしか頼みませんでした。
あれ? 娘ちゃんは何を食べるの? と思っていると、ママ友は私が食べ放題コーナーから取ってきたパンを見て「ね〜え? パン一つちょうだい♡」と言い出したのです。もちろん、セットを頼んだ人以外は食べ放題のパンは食べられません。私が「頼んだ人しか食べれないと思うよ……?」とやんわりお断りすると、ママ友は「ちょっとくらい何も言われないよ!」と私のお皿から勝手にパンを取って食べ始めました。そして自分の娘にもそのパンを与えます……。その行動に思わずドン引き。
さらに、私が注文したメインの料理が来ると、次はそれを一口ちょうだいとおねだり。セットでついていたデザートまで食べたがったので、仕方なく半分にしてあげました。「もう、ランチセット頼めばよかったじゃん……」と言うと「だから、ダイエット中なの〜」と悪びれた様子はなし。つまみ食いばかりし、結局本当にダイエット中なの? と疑うほどの量を食べているママ友にびっくり! しかも最後は、自分の頼んだ200円のミニサラダのみをお会計するママ友。「半分払ってよ!」と言う勇気もなく、泣く泣くランチセットの代金を支払いました。今まで公園でしか遊んだことがなかったため、こんなことをする人だとは気づけませんでした。
後日、同じ公園でよく会う別のママ友が、そのママ友は家計が厳しく節約中で、普段からお金をあまり使いたくないタイプだと教えてくれました。節約したいママ友の気持ちもわからなくはないですが、できれば素直に言ってほしかったのが本音。公園で会ったときに少し話をするだけではわからない一面があるんだなと実感し、今後はもっと相手のことをよく知ってからお出かけの約束をするようにしようと思った出来事です。
作画/yoichigo
著者:沢田 かほ
イヤイヤ期真っ最中の2歳の娘を育てるママ。初めての育児に毎日奮闘中。