産後すぐお見舞いに来た義母。でも赤ちゃんがいなくて…
子どもの病院帰りのバス内での出来事です。長女を座席に座らせ、私は下の子を抱っこひもで抱っこをしていたこともあり、立ったまま、あやしていました。
そのうち、下の子がグズり始めたので、ミルクを飲ませたのですが、早々に飲み切ってしまったうえ、足りなかったのか、ギャン泣きを始めてしまったのです!
「もう少しで降りるからね」とあやしていたのですが、泣き声がすごく、どんどん焦ってしまった私。そんな中で、サラリーマン風の男性に舌打ちをされ「うるさいんだよ!迷惑!」と怒鳴られました。
「そりゃ、そうだよね…」と私は思い、途中下車しようと降車ボタン押そうとしたときです。近くに座られていたご婦人の方々が
「ママさん!本当は終点の駅で降りたいんやないの?」
「こんなところで降りたら、便利が悪いよ! 」
「次のバスかて、30分は待たないといけないよ?」
「赤ちゃんやもん! 泣くのがお仕事なんだから、気にせんとき!」
とおっしゃってくださったのです。さらに、ご婦人の方々からお菓子などをいただき、グズっていた下の子の機嫌もなんとか回復。終点の駅まで乗車することが出来ました。
人によっては、子どもの声が耳障りでしたり、通勤通学などでご利用されていたりする方々は疲れておられるので、不快に感じる気持ちもわかります。ですが、おやさしい方々に助けられて、私はすごく助かりました。もし自分も同じ場面に遭遇したら、ママさんを助けてあげたいと思います。
著者:野本まどか/30代 女性・主婦。8才、7才の姉弟がいる田舎暮しの専業主婦です。
作画:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年5月)