退院が決まって浮かれていたら…
入院5日目の朝、退院前検査を受けることになったにしこさん。エコーで卵巣を診てもらったのですが……まだ完治とはいえない状況で、卵巣をぐりぐりされたときに強烈な痛みが。とはいえ、医師によると「体内の血も吸収されてるし問題ないね」とのことで、ついに退院が決定! 下腹部にやや痛みが残る中、にしこさんは退院の準備を進めます。
今回は「激痛!!卵巣出血にご用心」最終話となります。
退院日はお母さんに迎えにきてもらい、にしこさんは「やっと帰れる!」と、ルンルン気分で退院手続きに移りました。すると……自動精算機に表示された金額はまさかの6万円! にしこさんは今回の経験を経て、「何かあったときのためにちゃんと貯金をしておこう」と心に決めたのだとか。
その後、にしこさんは経過観察で2回ほど総合病院に通い、無事に完治。現在は元気に暮らしているそうです。
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にしこさんの場合、途中で中断はしたものの、やはり彼氏のうみくんとの行為がきっかけで、卵巣出血が起こってしまったよう。その日、にしこさんは日中に仕事をしていたとき、排卵痛を自覚していました。しかし、夜には痛みがおさまっていたため、彼氏からのお誘いをOKしてしまった、という経緯があります。
女性の体はデリケートなものです。パートナーとの行為を大切にしたい気持ちもわかりますが、自分の体に負担をかけてしまっては元も子もありません。少しでも体調に異変を感じたら、時には断ることも必要かもしれませんね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
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