参観日のトイレ問題
子どもが通っている幼稚園の参観日。子どもの成長を見守る大切な機会ですが、頻尿のために私は何度もトイレに行かざるを得ませんでした。授業中に子どもが頑張る姿を見ていたいのに、トイレに行きたくなるたびに席を立つのは気まずいものです。
我慢ができないほどのものすごい尿意を感じてトイレに行くのですが、尿の量といえば、ほんのわずか。「こんな少ない量の尿なのに、どうして我慢できないの!」と、心から情けなくなりました。
周りの親御さんたちの目も気になりますし、子どもにも寂しい思いをさせてしまうかもしれないと不安でした。
改善のために病院を受診
その後、意を決して生まれて初めて泌尿器科を受診しました。診断結果は、「過活動膀胱」。加齢による膀胱機能の変化、膀胱や尿道などを支えている骨盤底筋が弱くなったのが原因だろうとのことでした。
処方された薬はかなり有効で、飲み出して間もなく劇的にトイレの回数が少なくなりました。
初めはちゅうちょしたものの、思い切って泌尿器科を受診してよかったと実感。しょっちゅうトイレに行かずに済む生活は、まさに快適でした。
頻尿との長いお付き合い
ただし、副作用もありました。とても喉が乾くようになり、便秘の症状も出ました。
また、薬はあくまでも頻尿の症状を緩和するための対症療法にとどまり、根本的に治すものではないそうです。そのため、薬を飲み続ければ副作用に悩まされ、やめれば再び頻尿の症状に悩まされることになるというジレンマに陥りました。
結局、私は後者を選択しました。受診した泌尿器科の先生いわく、生活習慣を見直したり、体操を取り入れたりすることにより、ある程度症状を緩和させることができるだろうとのこと。
そこでまずは、利尿作用のあるコーヒーや緑茶は夕方以降は飲まないようにしたり、骨盤底筋を鍛えるトレーニングを隙間時間に取り入れたりと、できる範囲で対策しました。そのかいあってか、現在はある程度トイレの回数を軽減することができています。
まとめ
頻尿がもたらす困り事は数多くありますが、適切な対策を講じたことである程度克服することができました。対策後の参観日の際には、大事な場面を見逃さないように事前にトイレに行くのはもちろん、万が一のことがあっても良いように尿漏れパッドを付けています。そのおかげでリラックスでき、大事な子どもたちの姿を見逃すことがなくなりました。頻尿とは今後も長い付き合いになりそうなので、より快適な生活を目指して日々工夫を続けていこうと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:岩下カナコ/40代女性/2015年生まれの娘、2017年生まれの息子、2019年生まれの双子の息子たち4児の母。育児に癒やされたり疲れたり、時には自己嫌悪したり。そんな日々を送っている。
イラスト/きびのあやとら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
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