お風呂から聞こえてきたのは
毎晩子どもと入浴している私と違い、いつも夫はひとりでお風呂に入っています。ある日、お風呂場から夫の気持ちよさそうな歌声がリビングにまで聞こえてきました。その歌は夫の好きなアーティストの歌でした。
私がお風呂で歌う歌といえば、手遊び歌や童謡など子どもが喜ぶ歌ばかり。自分の好きなアーティストの歌を気持ちよく歌いながらゆっくりお風呂に入る……なんてできません。そもそも、子どもの体を洗うことに必死で、歌う余裕なんかないのです。
家事をしながら夫の歌声を聞いていると、私にできないことを夫はできてズルい!という気持ちが生まれ、モヤモヤしてしまいました。
好きだった夫の歌声にイライラ
もともと私は、夫の歌声が大好きでした。子どもが生まれる前はよく夫とカラオケに行き、「私はいいから歌って」と、夫に歌ってもらっていたくらいです。それなのに夫の歌声にイライラしていることに、自分でも驚きました。
私だってひとりでお風呂に入りたい!お風呂で熱唱できるくらいゆっくり過ごしたい!と思いましたが、仕事で帰りが遅い夫に子どもの入浴を任せるのは、現実的ではありませんでした。
休みの日まで頑張らなくてもいい!
そんなときにふと思い返すと、夫が休みのときも子どもをお風呂に入れるのは、なぜか私の役目になっていることに気がつきました。夫はいつも仕事で頑張っていて疲れているだろう……という気持ちから、夫が休みであっても私が子どもをお風呂に入れることが、いつの間にか当たり前になっていたのです。
いつも頑張っているのは私も一緒! 休みの日まで頑張らなくてもいいんだと思った私は、夫に「休みの日だけでも子どもと一緒に入浴できない?」と聞いてみることに。すると夫は快諾し、子どもと一緒にお風呂に入ってくれるようになったのでした。
いつも仕事で頑張ってくれているから夫を休ませてあげよう!と思って、夫の休日も私が子どもと一緒に入浴するようにしていました。しかし、それが原因で夫にイライラしてしまっていては、本末転倒だと感じました。最近は、休日に夫が子どもと一緒にお風呂に入ってくれるため、ひとりでお風呂にゆっくり入ることができ、いいリフレッシュになっています。
著者/やん子
作画/おはな
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