最初のご縁~友だちからの紹介
若くして離婚歴がついたことを気にしていた私に、友だちは「子どもはいないんだし、まだこれからがあるんだから彼氏でもつくってみたら?」と提案してくれていましたが、私はまだそんな気持ちになれず、あいまいな返事でやり過ごしていました。
そんなある日、友だちが1人の男性の写真を見せてくれました。友だちの従兄弟だそうです。私と同じ年で公務員をしているその彼は、勉強漬けの学生生活を過ごしていたため、今まで彼女ができたことがないのだとか。友だちから「一度会ってみないか」と言われました。
友だちの紹介を断った私
しかし、私はまだ気持ちの整理がついておらず、友だちの誘いを断り、実家の近くの会社に転職しました。新しい職場では日々の仕事に没頭し月日が流れていき、気づけば離婚から7年が経っていました。
仕事のノルマを順調に達成し、同僚のなかでも頼りにされるようになったころ、仲良くしている同僚が「今度、私の彼と彼の友だちと一緒に食事に行こう!」と誘ってくれました。私は同僚からよく彼の話を聞いていて、すっかり自分の知り合いのように親しみを感じていたので、なんのためらいもなくOK。
そして4人での食事会に行くこととなったのです。
7年後のご縁~同僚の彼の友人からの紹介
食事会は同僚とその彼が会話を盛り上げてくれ、和やかに過ごしていました。そんな中、彼の友人が「○○さん家の町に僕の従姉妹も住んでいてね、もしかしたら知ってるかな? 同い年なんだよ」と聞いてきたのです。
その従姉妹の名前を聞いて私は驚愕しました! なんと、7年前に「従兄弟を紹介する」と言ってくれた友だちだったのです。つまり、目の前にいる同僚の彼の友だちは、私が以前会うのを断った、友だちの従兄弟でした。
友だちの従兄弟に7年越しで会うなんて運命かも!と私は思ったのですが、7年前、友だちは従兄弟に話すより先に私に提案してくれたとのことで、従兄弟はその話をまったく知らなかったそう。とはいえ、私たちは連絡を取り合うようになり、2人で映画デートの約束もしています。時間をかけて、相手のことを知っていきたいです。
著者:新常 理勢/40代女性・薬剤師助手を経て、現在は外来内科の医師の診察介助をしている。趣味はジム通いとカフェで勉強すること。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年4月)
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