結婚当初から続けている「帰るコール」
結婚して6年が経ち、7年目になる私たち。夫は仕事が終わると必ず「帰る」コールをしてくれます。特にこれといった理由はなく、結婚してすぐに自然に始まったのですが、ずっと続けていて仕事が終わったときに電話がこなかったことはありません。
そんなある日、夫から「これはいつまで続けるのか?」と聞かれました。
面倒臭いとか、もう「帰る」コールをしたくないという意味ではありませんでした。実は、一緒に過ごすうちにお互いの生活感も変化し、私自身、夫からの「帰る」コールに出られないことも多くなってきたのです。そのため、このコールをすることに意味があるのか?と夫は疑問に思ったそうでした。
出られないのにかける意味はあるのか?
夫は毎日不規則な仕事で夜勤もあります。そのため、夜勤明けのときは午前中に「帰る」コールがあるのですが、私は仕事に行っていることが多く、もちろん出られません。仕事が休みのときでも、家事に集中していると、電話に出られないこともあって……。
また、夫が日勤の日は仕事が終わるのが夕方なので、ちょうど子どもたちのごはんやお風呂、家事に追われているときで、出られないことがほとんどです。
さらに、私が出られず折り返すと、夫は義母と電話していることもありすれ違いになる、なんてことも。
いつまで続けるか、話し合いの結果
私としては日課のようになっていたので、そこまで疑問に思っていませんでした。しかし夫に「いつまで続くのか?」と聞かれたとき、出られなかったことも多くあったなと感じ「確かにそうだな」と思いました。そこで、初めて夫といつまでこのコールをおこなうのか、話し合うことにしたのです。
その結果、突然「帰る」コールをなくすのは少し寂しいので、「帰る」コール自体は続けることになりましたが、出られないときは無理に折り返さなくてもよい、ということになりました。
暗黙のルールで、私が電話に出られなかったら「仕事が終わって帰る」ということだと察知し、夫は「今は家事などで忙しくバタバタしているときなんだな」と理解する、という結論になりました。
私としては、「帰る」コールをやめたいわけではなく、連絡をくれること自体はうれしいです。しかし、タイミングが悪く出られないことが多く申し訳ない気持ちもありました。「帰るコールはするが、無理に出なくてもよい」というルールができてからは、「帰る」コールがきても出られないときは出なくてもいい、「そろそろ帰ってくるんだな」と思えるようになりました。
今後、「帰る」コールはやめよう、というときがくるかもしれません。でも、それまでは私たち夫婦のルールとして続けていこうと思っています。
著者:Sugar111佐藤 幸代/本職は20年以上の現役エステティシャンの40代ママ。夫とは交際0日の電撃婚。3姉妹と夫の5人家族のドタバタな毎日を執筆。
イラスト:ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年5月)
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