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孫から突然「おばあちゃんのせいで大学に行けない!」私「何の話?」娘を問いただすとまさかの返答が

初老の私は、シングルマザーの娘とその子どもである孫娘を支えています。高校3年生の孫は、大学進学を目指し頑張っていますが、娘のほうは自分の不倫が原因で離婚した上、経済的には私に頼り切り。こんな状態をずっと続けることはできないと再三注意をしているのですが……。

 

すべては孫のため…?

離婚後、金銭的な問題はすべて母親の私に訴えてくる娘。今日も、「おばあちゃんなら孫のために大学費用を出してくれるわよね?」と泣きながら電話をしてきました。

 

「頼れる人はお母さんだけ。元夫は養育費も未払いだし。うちの家計じゃ私立は無理だからって、国立を目指して頑張っているのよ、あの子。予備校や参考書のお金もかかるし……」 と言うのです。

 

私は、孫娘のためなら仕方がないとため息をつき、「今必要な進学費用は援助します。ただ、これは貸すだけ。母親のあなたがパートやアルバイトを頑張って、ちゃんと返済して」と厳しめに伝えました。 

 

「もちろん! でもこのことは2人の秘密にして。おばあちゃんからの援助ばかりじゃ母親の立つ瀬がないわ。借りた分はちゃんと返すから、私が用意したと思ってもらえるようにあの子には黙っていて」

 

ということで私は、受験が終わるまで、娘の口座に毎月一定額を振り込むことにしたのでした。

 

数カ月後

その後、受験勉強で忙しいという孫とは会うどころか電話もできないまま数カ月が経過。心配しつつ、一生懸命頑張っているという話を娘経由で聞き、邪魔をしないようこちらからの連絡は控えていたのですが……。

 

ある日突然その孫娘から、「相談があるんだけど」というメッセージが届きました。 

 

「おばあちゃん、あのね」

 

「今月で援助を打ち切らせて欲しいの」 

 

「何の話?」

 

「このままじゃ大学に行けない」

 

訳がわからない私。しかも原因は私なのだとか。驚いて詳しく話を聞いてみると……。

 

「ママが、おばあちゃんに毎月援助しているから大学費用は出せないって。私のバイト代もおばあちゃんに送金しているって……」と言うのです。

 

 

逆、逆!

その話はまったく逆! 私は慌てて孫に電話をかけました。2人でよく話をしてみれば、お金を使い込んでいた犯人があっさり判明したのです。

 

「ママが私にウソを……。おばあちゃんから私への学費を使い込んでいるだけでも許せないのに……」と泣き出した孫。「大丈夫。あなたは進学を諦めることはない。おばあちゃんは他にもちゃんと貯金があるの。おじいちゃんの遺産もあるしね。勉強だけ頑張っていなさい」と保証してあげました。

 

孫も、「おばあちゃんのせいだと思ってひどいことを……。ごめんなさい」と謝ってくれました。

 

その後、娘を問いただすと……。出るわ出るわ、積み重ねがウソがボロボロ崩れて実情が明らかになりました。ダブル不倫をしたため、相手の妻から多額の慰謝料を請求され、返済に追われていたこと。私からの学費どころか、ちゃんと送金されていた元夫からの養育費、孫娘がためたバイト代まで使い込んで、ストレス発散のためにブランド品を買い続けていたこと。もう救いようがありません。

 

数週間後……。私は孫と2人暮らしをスタート。なるべく良い環境で受験勉強をしてもらいたかったからです。そのおかげか、心身ともに安定した孫は、その後無事に志望校に合格しました。一方、娘はひとりで借金返済に苦労していますが、彼女のためにも一切援助をしないことに。自力で立ち直ってほしいと思っています。

 

--------------

母親としても妻としても無責任極まりない娘。真面目に勉強していた孫娘の進路まで断たれそうだったのですから、危ないところでした。良識ある祖母の資金援助と心身的なサポートのおかげで、無事大学に合格できたようで本当によかったですね。

 

 

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