2歳の息子は、ママ友の妊娠を言い当てるなど、「第六感がスルドい」と感じることがよくありました。そんな息子と家にいたとき、インターホンが鳴りました。しかし、玄関をあけてもそこには誰もいません……。
息子にしか見えない訪問者
ドアの外を見渡しても誰もおらず、私はそのまま扉を閉めました。私の後をついてきた息子に「なんだったんだろうね」と言って振り返ると、息子は天井を見つめています。
しかしその後、特に気に留めることもなく家事をしていると、息子は「さっきのは誰?」と聞くのです。
なんのことかわからずに、「さっき? どの人?」と尋ねると「さっき、ママ玄関あけたでしょ? そのとき入ってきた人、今窓から出てったでしょ?」と息子。開いていない窓を指して言いました。
すぐには事態が呑み込めず、「え? え?」と聞き返すことしかできない私。息子はそんな私に「さっきの、おばあちゃんみたいな人」と続けます。その言葉を聞いて一瞬で鳥肌が……。
「さっきおばあちゃんが入ってきたの? で、もういないの?」と聞くと、「うん。どっか行った」と言うのです。
息子の言う“おばあちゃん”は誰だったのでしょう。とりあえずもう家の中にいないとのことなので、ひと安心……。ゾッとした出来事でした。
それからも、息子があらぬ方向を見ていると、何かいるのでは?! とドキドキせずにいられません。
著者:山口花/田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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子どもには、大人に見えないものが見えるという話をよく耳にします。見えない大人にとっては恐怖を覚えることも少なくありませんが、中にはほっこりしたという体験談もあってーー。
私たちを見守ってくれているのかな…
娘が1歳半ごろのこと。ゴロゴロしながら娘とおしゃべりをしていました。
すると娘は突然天井を見つめ「じぃじバイバーイ」と言ったのです。一度ならず何度も繰り返すので私は怖くなってしまい、おしゃべりをやめてすぐに寝かしつけました。
翌日、母に電話をかけて昨夜の出来事を話すと、実は父の体調が悪く今まさに病院へ行くところだと言うのです。娘の不思議な言動を「虫の知らせかねー」と呑気に話していたのでした。しかし父は緊急入院となり、入退院を繰り返したのち、1年ほど後に亡くなりました。
そして、四十九日が過ぎようとしたころ、娘は再び眠る前にポツリと「じぃじいるねー」と言いました。
その日、娘が不思議なことを口にしたのはこの一度きり。すぐにコロっと眠ってしまいました。スヤスヤ眠る娘を見ながら、「本当にいるといいなぁ」と思ったのでした。
それ以来、娘の不思議な発言はピタリとやみました。きっと父は別の世界へと旅立ったのでしょう。
著者:佐藤ゆう/40代、2歳と4歳の娘の母。ほぼワンオペで子育て中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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子どもは時折不可解なことを言いますが「子どもの言うことだから」と流さず、信じようと思うお話でしたね。
次に紹介する体験談は、第三者から言われたひと言で恐怖のどん底に陥った話です。
留守中、うちにいるのは誰…?
アパートに住んでいたとき、下の階に住む住人から「足音がうるさい」と苦情を言われました。当時わが子はハイハイを始めたばかり……。そこまでうるさいものかと思ったものの、ひとまず謝りにいくことにしました。
謝罪をすると下の階の人はすんなり許してくれましたが、「昼間は特にうるさいから気をつけて」と信じられないことを言われてしまいます。なぜなら、私たち夫婦は共働きで、息子は昼間保育園に行っているのです。
足音の主は……と思うと背筋が凍りました。
もちろん誰かが部屋に入った形跡もありません。あまりにも怖かったので、私たちはすぐに引っ越しをしました。 足音の原因は今でも謎のままです。
著者:ちゃ丸/20代、0歳児を育てるママ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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留守のはずの自宅から足音が聞こえると言われたら、それはとても恐ろしい話。目に見えない存在が頭をよぎりますね。
しかし騒音のほとんどは、上の階が原因だと思ってしまいますが、実は必ずしも上の階の音とは限らないのだそうです。音はさまざまな方向から伝わって聞こえてくるので、他の部屋の騒音だったと思いたいですね。
不思議な話はテレビの中だけの出来事かと思いきや、意外と身近なところで起きているのかもしれません。