どうしてこんなことに…!?
当時下の子はまだ3歳。その日も準備段階から海パンに着替え、プールの準備が終わるのを待っていました。しかし待ちきれなくなってしまったのか、少し目を離した隙にお向かいさんの家にある鯉の池に入ってしまいました。まず息子がいないことに驚き大声で叫ぶと、お向かいさんの焦った声が聞こえてきて、私を呼ぶ声が聞こえました。行ってみると息子が溺れかけていて、驚きすぐに引き上げました。何事もなかったものの、溺れかけていたことと、鯉の池はきれいではないため、すぐに病院で見てもらいました。大丈夫ではありましたが「何かあったら……」と、ヒヤヒヤしました。お向かいさんもすぐ鯉の池がわが家から見えるから入りたくなっちゃったかなと笑ってくれたのでよかったです。しかし、人の家の池に入ってしまったこと、鯉にも驚かせてしまったと申し訳なく思いました。
後日お向かいさんは孫も同じ経験をしてしまう可能性があるため、柵を設置していました。わが家は小さいころからお向かいさんと仲がよく行き来する仲ではありますが、子どもには勝手に人の家に入ってはいけないと教えました。また鯉の池だけでなく、海や川に勝手に入らないと約束しました。
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小さな子どもは危険から身を守るような動きができないため、水の深さがたった10cmでも溺れることがあります。小さな子どもをプールで遊ばせるときは、どんなに浅いプールでも、どんなにわずかな時間でも目を離さない、そばを離れないことが極めて重要です。
また大人と一緒に深いプールに入るときは、大人の目線と子どもの顔の高さを同じにして、子どもと大人の体がしっかりと密着するように抱っこし、子どもの顔が水に浸からないように注意しましょう。
著者:浅見もも/30代女性・会社員。5歳の男の子、9歳の女の子を育てています。現在不動産会社で勤務しています。
イラスト:まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)