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「ロックを聞くな」「似合わない服を着るな」彼に強要され続けた私。目を覚ますキッカケになったのは

私が人生ではじめて交際した人は、中学生のころに留学経験があり英語が堪能で、レディーファーストな人でした。「いい人」だったのですが、とにかくこだわりが強い一面もあって……。

自分の「こだわり」を強要する彼氏

彼はエスカレーターでの立ち位置を気にしてくれたり、レストランへ行った際には私の椅子を引いてくれるなど、とてもレディーファーストな人でした。そんな「いい人」というイメージな彼でしたが、こだわりが強い一面があるとも感じていました。

 

たとえば、ショッピングデートをしているときに、気に入った洋服があり私が購入しようとしても、彼は「ダメ!」と自身が気に入った服しか購入を許してくれなかったり、私はロックが好きで、ロックバンドが出るライブに行こうとすると、「女はロックを聞くな」と、女性アーティストのライブに連れていかれたり……。

 

当時の私は、異性と付き合うのはこのときがはじめてだったこともあり、「交際するというのはこれが普通なのかな?」と、「こだわりの強さ」は感じていましたが、そこまで気にしていませんでした。

 

ただ、友人に彼のことを話していた際、「彼に合わせすぎるのは対等じゃない。あなたの個性がなくなってしまう」と言われ、ハッとしたのです。私は「彼はどう思うかな?」ということばかりを気にするようになってしまっていたことに気づきました。そして、危機感を覚えた私は彼に別れを告げてサヨナラすることにしたのです。

 

このあとに付き合った人は、彼とは違い何かを強要することはありませんでした。恋愛に無知だったがため、彼の言動も「これが付き合うということ」と思っていましたが、彼の価値観が変わっていたのだと気づけた体験でした。

 

著者:みたらしだんご/30代女性・独身。医療機関に勤務。
イラスト:アゲちゃん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年4月)

 

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