娘が生後9日目の夜。仮眠をとっていると、左胸と左脇に激痛が走り目が覚めました。
病院は診察時間外だったためインターネットで原因や対処法を調べることに。そのうち、痛みのせいで腕をまったく動かせなくなってしまいました。その時の体験談をお伝えします。
深夜、勇気を出して産院へ電話した
時刻は深夜2時。自分で対処法を調べるのは限界でした。でも、毎日朝早く出社し夜遅く帰宅する夫を起こし頼ることはできません。痛みはどんどん強くなり、ひとりですごく不安でした。
どうしようもなくなり「こんな時間に迷惑だろうな」と申し訳ない気持ちを抱えながら産院に電話をしました。すると、助産師さんがとても親切に温かく対応してくれました。「不安だったよね。大丈夫だよ」という言葉に、涙が出ました。
応急処置は「授乳すること」
助産師さんは「授乳して楽になるなら様子見、楽にならないなら詰まっているかもしれないので来院」と教えてくれました。
私の場合は授乳すると少し楽になったので、そのまま朝まで様子を見ることにしました。しかし翌朝には痛みがぶり返し、39℃を超える熱が出てしまいました。朝6時、申し訳ない気持ちを抱えながら再び産院に電話をすると、すぐに来院するよう言われました。
母乳マッサージで痛みが引いた!
病院では、助産師さんが母乳マッサージをして、母乳を搾ってくれました。声が出るくらいの激痛でしたが、マッサージの後はかなり楽になりました。
乳腺炎の原因は、「詰まりもあったけど、それより分泌過多かも」と助産師さんに言われました。私は母乳の量を増やすため、頻回授乳の上に搾乳もしていたのですが、必要以上に搾乳してしまっていたようです。3日間母乳マッサージに通ったところ、熱も下がり痛みもすっかりなくなりました。
今はさまざまなことをインターネットで調べることができますが、やはりプロに頼るのが一番だと思います。異変を感じてすぐに、病院に電話で問い合わせておけばよかったと反省しました。(TEXT:丸川 朋)
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。