保育園を卒園したあばるくんは、小学校へ入学。
そこでは、思いもよらない出会いがありました。
運命の再会
二度とあきこ親子と関わりたくなかったようじろうくんママは、小学校の入学式であきこ親子と遭遇し絶望。
運命的な感覚に陥ったあきこはようじろうくんを「あばるの親友」としました。
小学校でも問題を起こし続けるあばるくんと息子の様子が気になるようじろうくんママは、息子にあばるくんの様子を尋ねます。
「あばるくんはホテルから来てる」
「パパが物をたくさん投げるからお家で眠れないんだって」
その話を聞いたとき、ようじろうくんママはあばるくんの家庭環境に問題があったのだと認識しました。
しかし、息子を傷つけられたことに変わりはないため、同情して関りを深める気にはなれません。
それでもなお、ようじろうくんママと交流を深めようと近づいてくるあきこなのでした。
あきこは、あばるくんが唯一心を開いている相手であるようじろうくんをどうしても手放したくないのでしょう。
しかし、考え方を改めなければようじろうくんママとの関係修復は望めません。
自身が置かれている家庭環境に問題があり、あばるくんにも悪影響になっているということをあきこが自覚しなければ繰り返すトラブルは変わらないのではないでしょうか。
あきこに自分を大切にできる環境が整い、まわりの人への感謝や思いやりの気持ちが芽生えてくることを願うばかりです。
神谷もちさんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。