すると、夫のLINEの画面を見て、私は頭が真っ白になったのです……。
夫の裏切り
夫と同僚のメッセージのやり取りは、とても親密なものでした。夫と同僚が不倫しているということが明白でした。
その同僚には、夫との交際時代からよく相談にのってもらっていました。信じていた2人からの裏切りに、私の目からはとめどなく涙が溢れ出ていました。裏切りの現実に胸が締め付けられる思いだったのです。
夫が不倫した言い訳は…
それからは、家でも職場でもどうしたらよいかわからず、私は途方に暮れました。私はまったく悪くないのに、なぜか不倫をされた事実を他の社員には知られたくなくて、なんだかどこにいても肩身が狭く感じられて、とてもつらい日々でした。
その後、同僚と夫の関係は切れたようでしたが、夫は別の女性と不倫。私はどんなことがあっても許すと思ったようです。そこで、二度目は義両親の目の前で夫を問い詰めることに。すると、「さみしかったから不倫した」と言いました。確かに当時私は仕事が忙しく、夫婦生活はほとんどなく、会話も減っていたとは思います。ただ、寂しい思いをしていたのは私も同じです。そのことを告げて離婚を切り出したところ、夫が不倫することはなくなりました。
どんな理由であれ、不倫は許されるものではないと思います。しかし、お互いに自分の気持ちを素直に相手に伝えることができていれば防げたようにも思いました。夫に対してわだかまりがなくなったわけではありませんが、これからはお互いの気持ちをしっかり言葉にして伝え合っていこうと約束しました。以前と同じ関係は難しいかもしれませんが、互いに理解し合える関係を目指そうと思っています。
著者:岩城まゆこ/30代女性/社内恋愛のち結婚5年目の専業主婦。2歳と3歳の子どもの母。義両親と同居中。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)