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「た、助けて……!」家族で海へ行き、エアコンをかけた車で休んでいた私→目覚めるととんでもない恐怖の事態に…!

上の子が10歳、下の子が7歳のときの話です。その日は夏休みで家族4人で海に行く予定でした。私は朝からお弁当を作ったり、飲み物を用意したりと朝から大忙し。海に着いてはしゃぐ子どもたちを夫に任せ、私はエアコンの効いた車でシートを倒して少し休んでいたのですが、いつの間にか眠ってしまいました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

助産師松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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すると、目覚めたときに私はとんでもない状況になっていたのです。私が死の恐怖を感じた出来事です……。

 

車で眠ってしまった私。目が覚めると…!?

疲れからか、うっかりウトウトしてしまった私。目が覚めると、まるでサウナの中にいるような暑さに襲われました。窓を開けようと思い、起き上がろうとしたのですが、体が思うように動きません。

 

ぼーっとする頭でも、「まずい! これは熱中症だ!」とすぐに思い当たりました。エアコンは効いていたものの、日光の当たる位置にいたのがまずかったようです。

 

助けを求めようとしびれる手でどうにかドアを開け、そのまま車外に転げ落ちた私。「誰か!」「人が倒れてる!」という通りがかりの人の声をもうろうとしながら聞いていました。

 

そこへ、運よく夫が飲み物を取りに車へ帰ってきたのです!

 

「大丈夫か!」と言って私に駆け寄り、私を抱き上げた夫。その瞬間に、私の意識は飛びました。

 

 

「私はもうだめかも…」

次に意識を取り戻したとき、私は波打ち際に寝かされ、子どもたちからバケツで海水をかけられていました。子どもたちに声をかけようとしても体はしびれたままで、うまく呼吸することさえできません。

 

「もうだめかもしれない」と思っていると、夫が若い男性を連れて戻ってきました。その男性はライフセーバーで、私のからだを保冷剤などで冷やしながら、救急車を手配してくれました。

 

 

 

その後、迅速に適切な処置をしてもらえたこともあって、回復しました。その後、後遺症などもありません。夫と子どもたちはもちろん、通りがかりの人やライフセーバーの男性、救急隊員さんたち、病院スタッフさんたちには感謝してもしきれません。

 

また、車内でエアコンをかけていても熱中症になることがある、そして熱中症は命の危険にもなることを身をもって学びました。あんな辛い思いは二度としたくないですし、周りの人にも心配をかけたくないので、今では熱中症対策を徹底的にしています。

 

著者:m ひなこ/40代女性/2人の息子の母。医療機関に勤務。趣味は暇さえあれば寝ること。

イラスト/きりぷち

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)

 

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