家事育児を仮病で投げ出す夫
夫は残業の多い仕事で帰宅時間が遅く、産後すぐに平日はほぼワンオペの日々が始まりました。産後でメンタルが不安定なうえに初めての育児への不安を抱えていた私は、夫に気持ちを打ち明けることに。すると夫は、「2人で一緒に頑張ろう!」と半年間の育休を取得してくれました。
育休期間が始まり、積極的に家事育児をする夫を見て、これなら大変な育児を乗り越えられる! と一安心。しかし、2週間ほど経つとそんな夫の様子に変化が。以前は進んでしてくれた沐浴やおむつ替えを次第にしてくれなくなり、気づけば家事育児のほとんどを私がするようになっていたのです。夫に「洗い物をお願いできる?」「沐浴は?」とお願いしても、夫は顔を曇らせ「ちょっと頭が痛いから~」「体調悪いかも」と言って寝室にこもり、スマホで動画を見ています……。食欲は旺盛、土日は友人と遊びに出かけ、本当に体調不良のようには見えません。「そんなに食べられて遊びにも行けるなら、家事育児を手伝ってよ」と言っても、「子どもに移しちゃうといけないからね~」と言って聞く耳をもってくれず……。
痺れを切らした私は、義母に電話して夫の態度を相談することに。ありのままの実態を聞いた義母は「はあ〜〜!?」と大激怒。「あとは任せて!」と言われ数日経ったころ、 夫は電話で会社の上司からこってり絞られたようです。なぜ上司が知っているんだろうと思っていると、義母から連絡が。なんと義母は、夫の会社の上司と知り合いだったようで、状況を伝えたとのこと。夫は「知り合いなこと、どうして言ってくれなかったんだよ」と言いますが、「わざわざ言う必要はないと思ってたのよ」と義母。確かにわざわざ言うことでもないとは思いますが、知り合いとはいえ、まさか義母が会社の人にまで話をするなんてと夫婦で驚愕してしまいました。
とはいえ、育休期間中にも関わらず、家事育児を私に丸投げしていたことが会社にバレた夫は、さすがに堪えた様子。私にも「だんだん面倒になってきてさ……さぼってごめんなさい」と謝ってくれて、それから見違えるように家事育児をしてくれるように。家庭内の事情に会社の人まで巻き込んでしまって申し訳ないという思いもありましたが、夫が改心してくれたことはよかったですし、なんとかしてくれようとしてくれた義母の気持ちもうれしかったです。
今後もしまた夫に対して悩むことがあったら、まずは自分で解決できるよういろいろ策を試してみて、それでも解決できない場合は義母に相談してみようと思います。そして、義母がまた暴走してしまわないように、どうやって解決しようとしているのかを詳しく聞くべきだと学んだ出来事です。
著者:桂ゆかり/30代・ライター。働く乗り物が大好きな4歳の男の子と、ティッシュをひらひらさせて遊ぶのが大好きな2歳の女の子を育てるママ。夫は夜勤のため、月〜土曜日までワンオペの日々を過ごしている。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)