入学祝いで起こった忘れられないエピソードです。
お祝いの品は鉛筆セット
夫は子どものころから叔母にはよくお世話になっていて、叔母も夫のことを実の息子のようにかわいがってくれていました。私と結婚したことも、娘が生まれたこともすごく喜んでくれた、やさしくてかわいらしい叔母です。
春休みに叔母の家に遊びに行ったとき、「娘ちゃんの入学のお祝いに、名前入りの鉛筆セットを注文してるから楽しみにしててね」と言ってくれて娘は大喜び。私も新学期の準備に追われていたので助かる!と喜んでいました。
実物を見てビックリ!
後日、自宅に叔母から入学祝いの鉛筆セットが届きました。かわいいキャラクターの鉛筆・赤鉛筆・青鉛筆が12本ずつ入っているセットで、見た瞬間から私も娘もテンションがあがります。
こんなにたくさんあるなんてありがたいと思いながら箱を開けて1本取り出し、鉛筆に彫ってある名前を見てビックリ!なんとそこには娘ではなく私の名前が彫ってあったのです。
娘の一言に救われた
確認しましたが、すべての鉛筆に私の名前が彫ってありました。私と娘の名前は頭文字が同じなのでたまに呼び間違いをされるときがあったのです。
叔母も高齢なので間違えて注文してしまったのかな……仕方がないけど娘がかわいそうに思い、修正ペンで名前の部分だけを消してみましたが見た目が悪くなり諦めました。困っていると娘が「大丈夫、そのまま使う。多分誰も見ないよ」と言ってくれたのです。
あれから4年経ち、鉛筆はだいぶ少なく、そして短くなっています。たまに友だちに「なんで名前違うの?」と言われるときもあったようですがまったく気にしない娘。大らかに育ってくれてよかったなと思いました。
著者:堂本ちか/30代女性/2015年1月生まれの娘と2022年11月生まれの息子、年の差きょうだいのママです。お調子者の娘とおバカな息子のかわいさに癒されながら毎日育児奮闘中です!
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)