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前触れなく突然流産することがあるって本当ですか?【助産師に相談】

ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は切迫流産を乗り越えて、流産の不安を抱えながらも12週を迎えたママさんからの質問です。

不安を感じる妊婦のイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は切迫流産を乗り越えて、流産の不安を抱えながらも12週を迎えたママさんからの質問です。赤ちゃんを守るためにも、流産のことをちゃんと知っておきましょう。

 

Q. 流産は自覚症状がなく急に起こるものなのでしょうか?

前に切迫流産と診断されましたという内容で相談させていただいた者です。おかげさまで何とか切迫流産の状態を脱することができ、12週を迎えました。その節はありがとうございました。

 

切迫流産のときは毎週のように診察に行って様子を見ていたのですが、前回の診察で「次は4週間後」と言われました。自治体の補助券を使う健診スケジュールだと、この時期4週に一度の診察なのは理解しているのですが、不安になってしまいました。


(中略)先日、インターネットで15週の健診で赤ちゃんの心臓が止まっていると言われ、その後死産したケースの記事を読みました。その方は腹痛や出血などの自覚症状もなく、ある日突然、という状況だったそうです。このような、自覚症状のない流産というのは、防ぎようがないのでしょうか。これまでの流産のことを思い出し、おなかの中のことは分からないので、さらに不安になってしまいます。
 

宮川めぐみ助産師からの回答

12週を迎えられたのですね! おめでとうございます! とても不安なことが多かったことと思いますが、よく乗り越えられましたね。今も心配は尽きないかと思いますので、無理をせずにつらいときには健診先に電話で連絡をして相談をしてみるのもいいと思いますよ。特に今はまだ赤ちゃんの胎動がわからない時期ですし、ふとしたときにとても気になるだろうと思います。

 

途中で突然前触れもなく赤ちゃんがおなかの中で亡くなってしまうことは、ごく稀にあります。これは防ぎようのないことです。とてもつらいのですが、何も自覚できるようなことがないまま、あるとき突然起こります。12週までは赤ちゃんがお空に帰ってしまう確率が高いのですが、そこを超えると確率はぐっと下がりますよ。それでも亡くなってしまう場合は、何かしら赤ちゃん側や、へその緒などに原因があったりします。

 

妊娠中は、できるだけ体を冷やさず、ゆったりとした気分でリラックスして過ごしていただくのがいいと思います。赤ちゃんにもよく声をかけてあげてくださいね。
 


※参照元:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/10/0

 

流産の兆候、症状は? 予防はできるの?

今回の質問者さんのように、メディアで取り上げられている流産関連のニュースを目にして「自分の赤ちゃんは大丈夫だろうか……」と不安になってしまうことは、誰しもあると思います。おなかの中を覗くことができないぶん、赤ちゃんは今どんな状態なのか、快適に過ごしているのか気になりますよね。ましてや知らぬ間に亡くなっていたなんて、そんな悲しいことが起きないためにもできる限りの予防はしておきたいところです。流産の兆候や予防法について書かれた記事がありましたので、内容を抜粋してご紹介します。

 

流産の症状、兆候は?

性器出血や腹痛、腰痛、おなかが張る、基礎体温が下がる、つわりが突然なくなるなどの症状がある場合は、産婦人科を受診して赤ちゃんの状態を診てもらいましょう。また、妊娠初期にも着床出血と呼ばれる性器からの出血や、骨盤などを緩める働きのあるホルモンが分泌されて腰痛が表れるといったように、似たような症状がみられることがあります。必ずしも流産とは限りませんので、心配しすぎず、気になる場合はかかりつけの産院などに相談しましょう。
 

流産の予防法は?

妊娠12週未満の流産は、染色体異常が原因で起こる可能性が高く、予防法は今のところありません。しかし、お母さんが気をつけられることもありますので、紹介していきたいと思います。

 

●無理な運動をしないようにする
下腹部に力が入る運動は、おなかが張りやすいので避けたほうがいいです。日常生活では、階段の上り下りや重い荷物を持たない、車の運転や自転車に乗らないようにするなどの場面に注意しましょう。また仕事や家事をするときも無理をせず、周りの力を借りるようにしましょう。


●身体を冷やさない
妊娠中は、身体が冷えると子宮の筋肉が収縮し、おなかが張りやすくなります。そのため、温かい飲み物を飲んだり、おなかを温めるために使い捨てカイロや腹巻の活用、足首にレッグウォーマーや靴下を履くなどして体を温められるといいですね。

 
●ストレスをためないようにする
妊娠中はホルモンのバランスが崩れ、いつもよりストレスを感じやすくなります。ストレスが溜まると子宮の収縮を促すホルモンが出るため、おなかが張りやすくなります。ストレスを感じたら、好きな音楽を聴いたり、本を読んだりと身体の負担がかからないようなストレス発散をしていくといいでしょう。

 
●性生活について
性交についてですが、切迫流産の兆候がない方も妊娠初期には控えたほうがいいとされています。性交は、子宮の収縮などを促しやすいため、回数が多いと流産の原因となることもあります。そのため、産婦人科医などに聞いて相談していきましょう。

 

そのほかにも妊娠中期での流産の原因として、子宮の入り口が開きやすい子宮頸管無力症や子宮筋腫などがあり、妊娠を希望する方は早めに産婦人科に受診して相談するといいでしょう。

 


※引用元: 基礎知識(妊娠中)「流産の種類と症状や兆候、時期別の確率、原因、予防法について」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/pregnancy/988

 

 

質問のなかにあった「流産の自覚症状」というと、兆候として腹痛や出血などがあるようですが、それらもほかの原因による場合が多く、なかなか判断が難しいと思います。今お母さんができることは、前述にもあるとおり、とにかくストレスを溜めず、無理をせずにゆったりと毎日を過ごすことです。また、気になることがあったら必ずかかりつけ医に相談しましょう。受診するほどではないような小さなことでも、電話で相談して対処法を確認するだけで安心できると思います。赤ちゃんとご自身の身体、いたわってあげてくださいね。

 

 

ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!

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