「子どもが生まれたらママ友がほしい」妊娠中からそんな思いを抱いていた私。ところが、赤ちゃんが生まれてみると思いのほか外出は大変で、すっかり出不精になってしまいました。でも、やっぱり気軽に話せる仲間がほしい! 一念発起して自治体でおこなわれている育児プログラムに参加してみました。
自治体でおこなわれている育児プログラム
私の住む自治体では、第一子を育てるママだけが参加できる育児プログラムがおこなわれています。プログラムは全4回、毎月開催されています。
同じくらいの月齢の赤ちゃんやママたちと一緒に、子どものいる生活を語ったり親子の絆について学んだりするもので、初めての育児はとくに不安を感じやすいことから始まった子育て支援事業です。同じ新米ママさんと出会えるチャンス! ということで、私は子どもが生後4カ月のときに参加してみました。
育児プログラムの内容
プログラムは週に一度、午前中の2時間を使って開催されていました。子どもとの関わり方を学んだり、自分たちの生活リズムを比べたり……。お堅い雰囲気ではなく、「完璧なお母さんでなくていい」という考え方が根本にあったため、多くを抱え込めない性格の私にはとても合っていました。
初めは緊張しましたが、数人のグループでの話し合いを繰り返すうちに、ほかのママたちと仲良くなっていきました。子どもの月齢が近く、同じ悩みを共感し合えたことが、話が弾んでいったきっかけだったと思います。
勇気を出して参加してよかった!
育児プログラムの参加前は、まだ生後4カ月の子どもとの外出が不安だったうえに、周りのママと仲良くなれるかも心配でした。でも、実際にほかのママの奮闘ぶりを目にして、大変なのは私だけじゃないと思えて心強く感じました。
みんなで励まし合ったり、育児の情報交換をしたりする時間はとても楽しく、またいろいろなことに挑戦するママに刺激を受け、心が充実していくのを感じました。そしてプログラムの最終日には連絡先を交換して、その後も定期的に集まることになりました。
私は育児プログラムを通して、大切な仲間に出会うことができました。出会って1年以上が経った現在でも、よく集まって楽しい時間を過ごしています。ママ友がほしいけれどなかなかできないとお悩みの方は、こういった地域の集まりに参加してみるのもひとつの方法かもしれません。
著者:霧山いずみ
結婚を機に販売職を退職し、地方で寡黙な夫とおしゃべりな娘と3人暮らし。子育てをしながら、ママさんコーラスの活動と記事執筆をおこなう。