「産褥期」ママの身体は変化つづきで大渋滞!【助産師に相談】

2018/04/23 19:00
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ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、身体の変化に不安を感じている産後1カ月のママさんからのご相談です。
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産後ママが医師に相談するイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、身体の変化に不安を感じている産後1カ月のママさんからのご相談です。

 

Q. 産後のコレステロール値の上昇と基準値について

産後1カ月半ごろに会社の健康診断を受けたら、コレステロール値が高くなっていました。ネットには授乳中は高くなると記載されていましたが、具体的にどのくらいの数値までなら問題ないのか書かれておらず、もし基準値があれば教えてください。

 

在本祐子助産師からの回答

コレステロールの上昇は、正常妊娠、産褥でも認められる特徴的変化とされています。妊娠後期がピークとなりますが、産後も多少高めでも問題ないことが多いようです。授乳に備えての蓄えと考えられています。産褥期の基準値としてはっきりと示されているものはなく、具体的な数値は分かりませんでしたが、医師とどのように経過を見ていくべきであるか、相談されると安心ですね。一般的には、数カ月から半年後に再検査されるようです。


※参照元:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/11/0

 


ほかにもまだあった! 産後(産褥期)の身体の変化

「産褥期」とは、出産後約6〜8週間目までの時期のことをいいます。出産という大仕事を乗り越えた女性の身体は、本人が思っている以上に傷ついていて、そのリカバーでいろいろな変化が起きます。さらに、母乳の生成など母性本能による身体の変化も起きています。


そんな大渋滞状態ですから、いろいろな数値が変わっていてもおかしくはありませんね。質問にある「コレステロール値」もそうですが、ホルモンバランスも大きく変化し、精神的に影響をおよぼすことも(マタニティブルー、産後うつ)。また、なかには血圧が上昇する方もいるそうです。


子育てがスタートを切って大変な時期ですが、自分自身の体にも気を配らなければならないという、女性にとって出産を終えてさらにもうひと山、といったところでしょうか。この時期は、とにかく安静にするのがいちばん。無理は禁物です。


産褥期の主なトラブル

ここで、産褥期の具体的な過ごし方や注意点などについてご紹介します。

 

産褥期を安静に過ごすべき理由

産褥期は妊娠・出産で大きく変化した体の状態がじょじょに元の状態に戻っていく時期です。ここで無理をすると産後の回復が遅れるだけでなく、場合によってはしっかり回復できずに、更年期になって、尿もれや骨盤臓器脱(子宮が体外に出てきてしまう症状)になることもあるといわれています。

 

妊娠・出産を経た体は、思った以上に変化し、傷ついているものです。子育てやその後の人生を元気に過ごすためにも、産褥期は安静に過ごすよう心がけましょう。

 

産褥期にママの体に起こる変化

ここでは産褥期にママの体の中でどんな変化が起こっているのかについて、具体的にご紹介します。

 

・子宮復古
妊娠時に大きくなった子宮がもとに戻る現象のことです。出産後、子宮は約4週間かけて、妊娠前の大きさに戻っていきます。子宮復古の際には後陣痛という、陣痛に似た痛みを伴う場合があります。人によって痛みの程度や期間は異なりますが、長い場合だと1週間程度痛みが続くこともあります。後陣痛が強い場合は、医師の判断で子宮収縮剤の内服の回数を減らしたり、中止することもあります。また、鎮痛剤を処方してもらうこともできます。その都度、産婦人科医に相談してみるのがいいでしょう。

 

・骨盤の柔軟性がなくなる
大きくなる子宮に合わせて、妊娠中は骨盤も通常に比べて開いた状態になっています。これは「リラキシン」と呼ばれるホルモンの影響ですが、産後1カ月以降は分泌量がじょじょに減少し、骨盤の柔軟性が落ちてきます。

 

 ・ホルモンバランスの変化
妊娠中はプロゲステロンとエストロゲンというふたつのホルモンが多く分泌され、赤ちゃんに栄養を送ったり、子宮を大きくしたりする役割を担っていました。出産後はどちらも分泌量が急激に減少するため、心身ともにさまざまな変化が表れます(詳細は後述)。一方、母乳を作り出すプロラクチンは、出産前に比べて分泌量が多くなります。また、子宮収縮を促すオキシトシンは、妊娠後期からさかんに分泌されます。乳頭刺激により分泌が促進され、母乳を外に押し出す働きと子宮を収縮させる働きをするので、授乳の際に後陣痛が強くなることがあります。

 

 ・母乳が分泌される
先に述べたプロラクチンなどのホルモンの影響と赤ちゃんが吸啜(乳頭刺激)することで、母乳の分泌が始まります。特に分娩後5日ごろまでに分泌される、黄色みがかった乳汁を「初乳」といい、免疫グロブリンが多く含まれるとされています。

 

・体重減少
胎児や羊水、悪露などのほか、増加した血液や組織液などの分が、出産後じょじょに減少していきます。

 


※引用元: 基礎知識(出産)「産褥期とは?産褥期の過ごし方やトラブル、注意点について」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/birth/975



改めて調べてみると、こんなに身体に変化が起こるんですね! 赤ちゃんをあやして授乳しながら自分のケアもするなんて……大変です。ふだんはなるべく安静を心がけるようにして、赤ちゃんだけではなくママも医師にいろいろ相談してみてはいかがでしょうか。動けるから、と決して無理をしてはいけませんよ。長い目でみて、お子さんのためにも自分の身体を大切にしてあげましょう。

 

ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!


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