行方不明の娘
長女が小学1年生のころ、娘は自転車に乗れるようになったのが早かったからか、じょうずに乗りこなしていまいた。ただ、学校のルールで低学年は子どもだけで自転車では出かけてはいけないと言われていたので1人で乗ることはありませんでした。
そんな娘が、ある日そのルールを破り私が仕事に行っている間に出かけてしまったのです。夕方17時を示す地域の放送が流れても帰ってこず、私は「交通事故に遭ったのでは」と考えてしまい、とても心配になってしまいました。
娘が自転車で行きそうな場所をすべてまわったのですが、結局見つからず、もう警察に相談するしかない、と思いながら帰宅。
すると、鍵を持っていなかった娘が家の前で座って待っていたのです。娘から話を聞くと私が探しに出たすぐあとに帰ってきていたみたいでした。あのまま家で待っていれば会えていたし、娘を家の前で1人待たせなくて済んだのになと少し後悔しました。
このあと娘と遊ぶときのルールを話し合い、紙に書いて壁に貼りだしました。娘が戻ってきて心底ホッとしたと同時に、安全のためにもルールについてもっと真剣に話をしていればこんなことにはならなかったのかなと思い反省した出来事でした。
著者:山本加奈子/30代女性/10歳と7歳の娘をもつ2児の母。飲食関係の会社員。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)