夫から、今後の義母の介護について「通所リハビリ『デイケア』でどうだろうか?」と話がありました。直腸脱(肛門から直腸が飛び出す病気)の手術をしないであろう義母と、施設という選択肢はないと断言する夫の意見をまとめると、デイケアが落としどころだと思っていたまる子さんは、デイケアに通うなら自分が家にいる日は全部行ってもらうという条件を出しました。そして、いざ夫が義母のもとへ話しに行くと、部屋からは何やら揉めている声が聞こえてきて……。
朝から勘弁して……!
朝、新聞と入れ歯を届けに義母の部屋へ行くと、どうやらシャッターを開けてほしい様子。
ひとまず、理由をちゃんと言って断りますが……。
無言で圧をかけてきます。でも、ハッキリ頼まれていないことはやりません。
その後、朝食を下げに再度義母の部屋を訪れると、デイケアのカタログが欲しいと言いました。
このあと仕事に行かなくてはいけないため、ひとまずカタログだけ渡すことに。すると……。
義母から話しかけられます。
※直腸脱…肛門から直腸が飛び出す病気
私が会話を終えようとすると……。
またもや質問が……。
今度こそ部屋を出ようと思ったのですが……。
義母からのロックオンは継続……。
ついに我慢の限界がきてブチギレてしまいました。
すると、義母も負けずに逆ギレ。
これ以上話をしていても時間の無駄なので、強制終了!
まだブツブツ言っている義母は放っておいて、私は急いで仕事に向かいました。
朝、いつものように義母の部屋へ行くと、目覚めてすぐに日の光を確認したい義母から、シャッターを開けるようにやんわり言われました。しかし、まだ早朝なので音を出してお隣さんにご迷惑をおかけするわけにはいきません。そう説明しても無言の圧力をかけてきたので、とりあえずスルー。ハッキリと開けるように言われない限り、開ける必要はないと思っています。
その後、朝食を下げに再度部屋に入ったところ、義母からデイケアのカタログを見せてほしいと言われました。これから仕事のため、ひとまずカタログを先に渡したのですが、そこから義母の質問攻めがスタート。「ケアマネさんのおすすめの場所は?」、「あなたたちは、どこに行ってほしいの?」と、仕事に行く前の忙しい時間にしつこく話しかけられてイライラも限界に近づきますが、なるべく冷静に答えます。
その後も、これから仕事だと言っているのに義母からの質問は止まらず、ついに私はブチギレ。そのブチギレに対して、今度は義母が逆ギレ。言い合いはまだまだ続きそうでしたが、仕事に遅れそうだったので、化粧と洗い物を泣く泣く諦め、すっぴんで出勤したのでした。
--------------
朝は、1分1秒でもムダにできないほど忙しい人がほとんどだと思います。そんな中、今すぐに結論を出さなくてもいいような質問を受け続けるのは、相当なストレスですね……。でも、頑なに介護は家族がやるべきだと言っていた義母が、パンフレットを手に取ってくれただけでも、かなりの進歩ではないでしょうか。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!