友人と遊んだ日の帰り道。最寄駅からバスに乗り、降りて自宅まで、10分ほど夜道を歩いていたときでした。何やら、背後からボソボソと男性の声が……。何かを私に言っているように聞こえましたが、内容は聞き取れず、夜だったこともあり、私は恐怖を感じてしまいました。
恐怖から、男性を振り切るようにして早足で帰ろうとしたところ、男性がグッと近づいてきて……。
「おしりを確認したほうがいいですよ」とひと言。
「え?」と思っていると、男性はそのまま小走りで去って行って……。おしりに触れてみると、なんと手には経血が! ナプキンから経血が溢れ出て、白いボトムスまでしっかり汚れてしまっていました。
男性がボソボソと言っていたのはこのことだったのです。男性から声をかけられた際、彼は恥ずかしそうな表情をしており、きっと口にするのは勇気が必要だったことと思います。それでも、私のことを考えて声をかけてくれたのです。不審者と一瞬でも思ってしまったなんて、申し訳ないことをしてしまったな……と感じたのでした。
このとき以降、生理時に白いボトムスは避けるようになり、経血漏れにもいつも以上に気をつけるようになりました。
著者:金谷舞/40代女性・両親と実家暮らし
作画:ちゃこ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)
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