学校から呼び出し! 息子を連れて病院へ
保健室の先生から私の職場へお迎え要請の電話が入ったのは、昼ごろでした。仕事を代わってもらい学校に駆けつけると、息子は保健室のベッドで横になっていました。すぐに病院へ行こうと車を走らせる私。
すると、うずくまっていた息子がだんだん元気になり、午前中にあった楽しかったことを話すようになったのです。「どこも悪くないのでは? でも仮病には見えなかったけどな……」と思いながらも、学校でひどい腹痛だったと医師に話しました。
予想外の診断結果に驚き!
医師は息子の腹部を押さえて痛みの程度と場所を確認し、「おそらく便秘です。浣腸しましょう」と言いました。耳を疑いましたが、便秘には痛みの波があるという説明に、私は納得。
医師の見立て通り、息子は浣腸されて大量の便を出し、何もなかったかのように待合室にある水槽の魚のことを話し始めました。大事に至らずホッとしたものの、私は息子の便のために年休をとったのかと思うと少し情けなくなりました。
息子の便秘の原因は…?
帰り道の車で息子から、「先生が怖くて授業中にトイレと言えなかった」と聞きました。
確かに厳しい先生だったのですが、よく聞くと、休み時間や授業が楽しくてトイレを後回しにした結果、便秘になったようです。息子にとって小学校はトイレのタイミングを逃すほど楽しいところなのでしょう。
この一件以降、朝、家で便が出るよう朝食を早く食べたり、必ずトイレに行かせたりしましたが、排便の習慣がつくまで時間がかかりました。便に振り回されるのは不甲斐ないようにも感じますが、便は体調のサインにもなるので甘く見てはいけないと思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:のじま みやこ/40代女性/2009年生まれの息子と2012年生まれの娘の母。育児の悩みや失敗を繰り返しては、よい思い出となることを実感する日々を過ごしている。元小学校教員。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)