すると……、警察も出動する中、Aくんがいた場所はまさかの場所だったのです――。
ママ友から子どもが行方不明との連絡が
小学1年生の息子は幼馴染のAくんと待ち合わせをして、毎朝一緒に登校しています。その日もいつも通りの時間に家を出る準備をしていると、待ち合わせの20分前にAくんの母親であるママ友から突然の連絡がありました。なんと、「息子が、朝に家族と喧嘩をして家を出てから見つからない」と言うのです。
ママ友ネットワークで見つからず警察へ
いなくなったAくんを探すべく、小学校へ連絡したり、私の知り合いのママ友に協力してもらったりして、行く可能性がある場所をみんなで捜索しましたが見つかりません。わが家も自分の子どもの送り出しがあるので、一度帰宅して送り出したのち、ママ友と相談して警察へ通報しました。
見つかった場所に驚愕!
警察も出動して捜索を始め、子どもがいなくなってから1時間ほどたったころ、ママ友から子どもが見つかったと連絡がありました。近くを探していたのでかけつけて話を聞くと、見つかった場所はまさかの家の中。
警察と家族で話をしているところに、家族も警察も捜索したはずの子ども部屋からAくんが現れたのだそう。本人に話を聞くと、ベッドの下に潜っていたとのこと。ベッド下には引き出しがあるため、死角になっているところにいたようです。
ママ友家族は自宅内で見当たらなくなったので、家出をしたかもと早とちりしていたよう。とても驚いたと同時にホッとしました。ママ友は子どもが見つかり半泣きになりながら、家から出ていなくてよかったと言っていました。
わが子のことではありませんが、家出をした子どもの捜索に携わり、子どもが家出をしたりいなくなったりした場合は、まさかの場所にいることもあるのだと学びました。警察の方は、経験上、家出をする子どものほとんどはよく知っている場所に行くと言っていたとママ友から聞きました。
こういったことが起こらないのが1番ですが、万が一のときはわが子がよく知っている場所はどこかを考えて、真っ先に向かおうと思いました。常日ごろから子どもとたくさんお話して、興味や関心、好きなことを把握しておこうと思います。
著者:鶴川 こだま/20代女性/2017年・2019年生まれの息子と2020年・2023年生まれの娘を育てる4児の母。やんちゃな息子と甘えん坊な娘たちに翻弄されながら、にぎやかな毎日を送っている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)